試合情報

投打でスワローズを圧倒しての快勝。今季の対スワローズ戦を4勝無敗で終えました。

試合を支配したのは先発･岸でした。立ち上がりから緩急自在の投球で、3回まで1人の走者も許しません。4回裏、この試合初安打を許すと、守備の乱れから1点を失った岸ですが、5回裏、6回裏といずれも3者凡退に抑えます。

7回裏は1死1,2塁とされましたが、昨夜2打点の松井淳を直球で併殺打に仕留めます。8回裏も先頭の相川に安打を放たれますが、後続を断って得点を許しません。

8回を127球、被安打3、奪三振4、与四球1、失点1、自責点0の快投で、勝ち星先行の6勝目を挙げました。

また、打っても3回表、先頭打者として迎えた岸は、フルカウントからカットボールを捉え、遊撃手の頭上を越える安打を放ちます。中堅手が処理を誤る間に2塁に進んだ岸は、犠打で3塁に向かうと、2死から3番･中島に対する暴投の間に先制のホームを踏みます。

さらに、6回表には中前安打を放ち、プロ入り初となる複数安打でスワローズの先発･石川をマウンドから引きずり下ろします。DH制の無いセ･リーグの主催試合を楽しむかのように、4打数2安打2得点。攻撃面でも、岸が躍動しました。

また、1番･片岡が思い切りの良い打撃と小技で攻撃のリズムを作る活躍。1回表、スワローズの先発･石川の初球を引っ張って二塁打を放つと、3回表の第2打席では、2塁走者･岸を犠打で進めて先制点を呼び込みます。

4回裏に1点を返され、2対1と迫られた直後の5回表、先頭打者としてまたも初球を引っ張った片岡。打球は三遊間を破る左前安打となります。

さらに6回表、3対1とリードを広げ、1死1,3塁で迎えた第4打席、代わったばかりの2番手･押本の球を捉え、三遊間を破る適時打を放った片岡は、5月31日以来となる猛打賞を記録しました。

交流戦も西武ドームでの4戦を残すのみ。上位浮上に向け、弾みをつけて本拠地に凱旋します!

-相手が石川投手で、チーム状態が上がってきている中でのマウンドでしたが、どんな気持ちでマウンドにあがりましたか?

(岸)昨日も良い形で勝って、昨日連敗しなかったので、今日はどうしても勝たなきゃいけないなと思って、ゲームを作ることだけを考えて一生懸命投げました。

-8回3安打という素晴らしいピッチング、振り返ってみて良かったと思うところはどういうところでしょうか?

(岸)全体的に普通でしたけど、それをうまく銀（炭谷）がリードしてくれたと思います。

-スタンドからは「全部良かったぞ!」という声も飛んでいますが、どうですか?

(岸)ありがとうございます。

-そして、バッターとして2本のヒットを打ちました! ゲーム展開の中で、その2本の安打が効きましたね!

(岸)たまたまバットに当たってくれました。

-これからもライオンズファンは岸投手の打席に期待していいですか?

(岸)もうないので、期待しないでください。

-味方打線が14安打、本当に頼もしいですね!

(岸)そうですね。それで楽に投げられました。

-交流戦も残り少なくなってきました。ファンに向けてメッセージをお願いします。

(岸)今日も楽しんでくれたと思うので、それだけで十分です。また、西武ドーム戻っても応援よろしくお願いします。

岸は安定感がある。
あそこまであれだけ投げられればナイスピッチだね。

また、打つ方でも起点になっていた。
もう少し点を取れるシチュエーションもあったけど、チームが今まで終始主導権を握るゲームがなかったので、いい状態になってきている。