試合情報

神宮で迎えたスワローズ戦。9回に追い付かれて2対2とされるも、10回表に中村が勝ち越し本塁打を放って逃げ切り、4対2で勝利。5位･バファローズが敗れたため、再び最下位脱出となりました。

今日の接戦を勝ち抜いた立役者は先発の牧田、そして打者の中村と上本でした。

スワローズ戦初登板となる先発･牧田。立ち上がりから持ち味である緩急自在の投球を発揮。スライダーを有効に使って的を絞らせず、3回まで1人の走者も許さぬ投球を続けます。

5回裏に松井淳にソロ本塁打を打たれ、これがこの試合初被安打。嫌な形で先制を許しますが、崩れることなく自分のテンポを維持。2対1とリードして迎えた9回裏には不運な当たりで同点とされるものの、先発の役割を果たす堂々たる投球を見せました。

好投した牧田に応えようと奮闘を見せた中村と上本も注目です。

0対1で迎えた8回表、1死1,2塁で4番･中村が打席へ入ります。ここでマウンドに上がった2番手･林昌勇の直球を捉えて同点適時二塁打に。「何とかランナーをかえしたくて打席に入りました」と振り返った中村が劣勢にあったチームを鼓舞し、この後の勝ち越し点を引き寄せます。

9回裏に2対2の同点とされ、ライオンズにとって今季初の延長戦に突入しますが、ここでも中村の集中力は途切れません。10回表に3番･中島の安打で無死1塁とした場面で打席に入ると、相手投手･バーネットの低めのカットボールをすくい上げた当たりが左中間に飛び込む12号2点本塁打に。交流戦自身通算50本目となる節目の一発で勝利を決めました。

4月16日以来、今季2度目となる捕手での先発出場となった8番･上本は、長打を含む3安打を放つと、四球も2つ選んで5打席全出塁の活躍。今季初の猛打賞も記録しました。

また、守備では6回裏にバックネット手前へ滑り込みながら捕球する好守を見せると、8回裏には相手の代走･三輪の盗塁を阻む好送球。捕手としてリードだけでなく、守りでも牧田を援護しました。

今日見せた粘りを明日も発揮し、スワローズを下して連勝といきましょう!

-今日は雨も降り、大変なゲームとなりました。まずは試合を振り返ってみて、いかがだったでしょうか?

(中村)最後は雨が止んでくれと思っていました。

-雨が降っている中でこれだけのお客さんが残ってくれました。そのファンの待っているスタンドに向けて見事な2ランホームラン。どんな思いで打席に立ちましたか?

(中村)中島さんが塁に出てくれたので、何とか後ろにつなげようと心がけてコンパクトにいきました。

-打った瞬間はどんな思いでしたか?

(中村)バットの先だったので、入るかな? と思いました。

-先発の牧田投手が試合を作ったと思うのですが、その牧田投手に対する気持ちというのもあったのではないですか?

(中村)牧田のときはなかなか援護ができなかったので、今日も少ない点数でしたが、勝ちがついて良かったと思います。

-これで交流戦10勝目となり、勝ち越しました。どんな戦いを見せてくれますか?

(中村)残り試合全部勝つつもりで頑張りたいと思います。

-この雨の中、最後まで残ってくれたファンの皆さん、そして全国のライオンズファンの皆さんに向けてメッセージをお願いします。

(中村)また明日からチームの勝利に貢献できるようなホームランを打ちたいと思います。

最後はバタバタしたね。
牧田は頑張った。勝ちがついたのが大きいね。

9回に守備でミスがあったが、点を取られた後に3番,4番でよく取り返してくれた。
サンペイ(中村)がいいところで打ってくれたね。
終盤にミスが出て点を取られたところを修正していかないといけない。