試合情報

9連戦最後の試合を勝利で締めたいマリーンズ戦。序盤から1対4とリードされますが、4回裏に集中打で追い付き4対4に。その後は互いに好機を生かせず、引き分けとなりました。

劣勢から一気に反撃への雰囲気を作ってくれたのは、5月1日から1軍に復帰し先発出場を続ける片岡でした。

まずは初回。相手先発･藤岡に対し、1番･栗山が安打で出塁。ここで2番･片岡が犠打をキッチリ決め、走者は2塁へ。この後の中村の適時打を呼び込みました。

片岡がこの日最も大きな仕事を果たしたのは、1対4と重苦しい空気の中迎えた4回裏でした。この回、9番･浅村の適時打で2対4と点差を縮め、なおも無死満塁と絶好の機会で片岡が打席に入ります。ここで、2番手･大谷の外角への直球を狙い定めたように右方向へ。1塁線を襲う鋭い打球が、飛び込む一塁手のミットをはじいてこぼれる間に2人の走者が生還。これで同点とすると、西武ドームの熱気が高まって大声援が響き渡りました。片岡はこの後、2死1,3塁となったところから今季初の盗塁を決め、自慢の俊足ぶりも発揮。6回裏には無死1,2塁で進塁打を放つなど緻密なプレーも難なくこなしました。

また、今日は栗山が5打席全てで出塁。相手の嫌がる打撃内容で得点に絡みました。

初回に先頭打者として安打を放ち、これで連続試合安打を5に伸ばします。2回裏にも2死1塁から左前安打を放ち、今季11度目の複数安打を記録。4回裏には無死1,3塁の好機で打席に立つと、警戒した相手投手･藤岡の球が内角を突いて死球に。無死満塁として、この後の片岡の同点2点適時打へとつながりました。

栗山は6回裏と8回裏にもそれぞれ四球を選んで出塁。この日は2打数2安打5出塁と、1番として十分な役割を果たしました。これで栗山の打率は.353、出塁率は.436に。初回に先制点を呼び込む流れを生み出すためにも、キャプテン･栗山の力は必要不可欠となっています。

9連戦は3勝5敗1分で負け越しとなってしまいました。次のホームゲームは5月22日。長いロードへ出ることになりますが、ここで勝利を重ねていけば良い形で西武ドームに戻ることができます。敵地での勝負を一戦必勝で勝ち抜きましょう!

よく追い付いたけれど、その後にあれだけのチャンスがあったわけだからそこで1本出ないとね。

なんとかあの後0点に抑えたので、できれば後1点どうにかなっていればな、と思います。
4番が調子悪いこともあって、どうしてもチームが波に乗っていけないこともあると思うし。
(調子の悪さも)ちょっと今まで経験した中では長いかなと。

(涌井がこれからの抑え投手になることに関して)
ある程度勝ちパターンというかそういう形はあるけれど、1点2点リードして勝ってる状況で終盤を迎えてないので。
そういう場面になると心理的なものも変わってくると思う。

現段階では後ろの勝ちパターンのピッチャーっていうのは今日みたいな形でつないでいくと思う。

(西口がホームランを打たれたことに関して)
ノースリーから置きにいった真っ直ぐだよね。
なんとなくストライクをとりにいってしまったという、そこら辺はちょっとベテランらしくないかな。

次の回には同じバッターに対して腕を振って三振がとれるのに、(2回の場面で)大量失点になってしまったことが今日のうちの反省点ではないかなと。

マックスでいかないといけないところだと思うんだけど、そのへんができないのが今のうちですね。