試合情報

オープン戦最後となる今日の試合。序盤で3点をリードされるも、小刻みに得点を重ねて一時は追い付きます。しかし、その直後に勝ち越し点を許し、そのまま3対4で試合終了。勝利で飾ることはできませんでしたが、オープン戦で好調なヘルマンがこの日も猛打賞と、調子の良さをアピールしました。

1番・中堅手で先発出場したヘルマンは初回、相手先発・赤川の内角を突くスライダーをうまく捉えると、痛烈なライナーが相手投手を強襲して3塁方向へ転がります。これを三塁手に拾われて1塁へ送球されますが、懸命に走るヘルマンの足が勝ります。

また、0対3で迎えた3回裏。1死2塁の好機で打席を迎えたヘルマンは、高めに浮いた直球を見逃さずに捉えると、ライナー性の打球が中前で弾んで2塁走者が生還する適時打に。反撃ののろしを上げる一打となりました。

3対4で迎えた8回裏にも、4番手･日高から中前安打を放ち、これで猛打賞。この日も安打を積み重ねたヘルマンは、オープン戦を終えて52打数20安打で打率は.385に。盗塁は8個を記録し、打撃だけでなく自慢の脚力も遺憾なく発揮しました。

渡辺監督はヘルマンについて「期待通りの働きをしてくれている。選球眼もいいし、開幕からすんなり入っていけると思うよ」と、シーズンに向けて強い期待を寄せています。ベンチからの信頼も厚い新助っ人に注目しましょう。

一方、オープン戦では3月4日以来の登板となる岸が先発。立ち上がりから外角への直球がなかなか決まらず、制球に苦しみます。ストライクを取りにいった高めの球を捉えられる展開が続き、5回を投げて103球、与四球4、失点3という内容でした。しかし、得意のカーブは低めに決まり、相手打者を翻弄する場面もありました。渡辺監督は「あれだけ実績のある投手なので、自分の開幕までに調整していくだろう」と、心配はしていない様子。じっくりと調整し、ローテーションの一角を担ってもらいましょう。

3月30日に札幌でファイターズと相対するシーズン開幕戦。オープン戦で積み重ねた経験を生かし、最高のスタートを切りましょう!

岸は投げられたことが収穫。
あれだけ実績のある投手なので、自分の開幕までに調整していくだろう。
今日は病み上がりだったけど、もう少しマウンドで雰囲気を出してほしかったね。

ヘルマンは期待通りの働きをしてくれている。選球眼もいいし、開幕からもすんなり入っていけると思うよ。