試合情報

昨日は土壇場で引き分けに持ち込んだものの、まさに「背水の陣」となって迎える残り2戦。明日の最終戦にクライマックスシリーズ進出への希望をつなぐため、今日のマリーンズ戦は絶対に負けられません。

先発の帆足は初回を3人で仕留めると、2回、3回と無失点に抑えて相手に先制を許しません。

すると4回表。相手先発･成瀬に対し、2死から月間打率が5割を超えるなど好調の6番･浅村、7番･坂田が連打を放ち2死1,3塁とします。ここで8番･銀仁朗が左中間フェンスを直撃する2点適時二塁打を放ち、2対0と先制に成功。大事な一戦で、ライオンズらしい勝負強さを見せます。

しかしその裏、味方の失策も絡んで2点を失い、同点とされてしまいます。この回が終わった後にベンチ前で円陣を組む獅子たち。勝ち越しに向け、気を引き締め直します。

打線はなかなか勝ち越し点を奪うことができませんが、堅い継投で相手の勝ち越しを阻みます。6回に2死2塁とされた場面では2番手･岡本篤に代わり3番手･グラマンがマウンドへ。角中を三振に仕留めてピンチを脱します。

7回から8回までは4番手･ミンチェが無失点に封じていくと、9回は守護神･牧田が登板。テンポの良い投球で相手に好機を作らせず、勝負を延長戦に持ち込みます。

試合開始から3時間半を超えようかという11回表。途中出場の星孝が安打を放つなどして2死2塁とし、最後の攻撃で勝ち越しの走者を2塁に置きます。1番･栗山が歩かされて2番･原が打席に入りますが、相手の5番手･古谷に対して空振り三振。原は悔しさのあまりバットをたたきつけます。

最後の守りとなる11回裏。牧田は3イニング目に突入するも、気迫十分の投球で3者凡退に抑えて2対2で試合終了。最後まで相手に勝ち越しを許さぬ執念を発揮し、クライマックスシリーズ進出の希望を残しました。

明日はクライマックスシリーズを懸けた最後の戦いとなります。総力を挙げて明日のファイターズ戦を制し、歓喜のときを迎えましょう!

いろいろとミスが出た。何とか勝ちたかったが、最後は粘りきった。
頑張った。1点もやれない状況だったから、後ろに託すしかなかった。

その間に得点できていれば。牧田には明日のことは考えずに頑張れと声を掛けた。
原には、今までのことは全部忘れて、この1打席に懸けてこいと送り出した。
この1ヶ月、勝つしかないと言い続けてきた。
明日が最終戦。良いゲームで勝って終わりたい。