試合情報

昨日試合のあった3位･バファローズが敗れたため、バファローズとのゲーム差が再び1となりました。クライマックスシリーズ進出を懸けた4連戦。まずは今日の初戦をキッチリ制したいところです。

先発の岸は2回に犠飛で1点を失いますが、その後は走者を出しながらも粘投でしのいでいきます。

すると0対1のまま迎えた5回裏。ここまで攻めあぐねていた相手先発･井坂に対して6番･浅村が安打で出塁。1死で迎えた8番･銀仁朗が見事なエンドランを決めて1死1,3塁とし、続く9番･秋山の死球で満塁の好機を作ります。ここで1番･栗山が同点となる適時打を放つと、1塁上でガッツポーズ。「良い結果を残そうと思い、気合を入れました」と話した栗山がチームの士気を一気に高め、なおも1死満塁から2番･原が犠飛を打って2対1と勝ち越しに成功。さらに2死1,3塁の場面で打席には3番･中島。適時打を放って3対1とすると、頼れるキャプテンの一打にスタンドを埋め尽くしたファンから大歓声が湧き起こります。

直後の6回表を岸がこの試合初めての3者凡退に封じると、勢いに乗った打線はその裏、5番･フェルナンデスの16号ソロ本塁打で加点。その後も浅村と7番･大崎の連打で作った無死1,3塁の場面で、銀仁朗が犠飛を放ち5対1とリードを広げます。

援護をもらった岸でしたが、7回に相手打線につかまり2点を失って5対3。なおも1死1,2塁のピンチが続きます。ここを任された2番手･岡本篤は気迫十分の投球で後続を仕留め、相手打線の流れを断ち切ります。

8回表は3番手･石井一が3人で片付けると、直後の8回裏に1死2塁から大崎の適時二塁打で6対3に。終盤で貴重な追加点を奪います。

最後は守護神･牧田がキッチリと3人で締めて6対3で試合終了。ライオンズらしい攻撃で得点を重ねると、継投でリードを守り抜き、3位に向けて価値ある勝利を挙げることができました。

投打がかみ合い、チームの士気も高まっています。このまま残り3試合も突っ走り、次のステージへ勝ち進みましょう!

-まずは6回に貴重な一発を放ったフェルナンデス選手です。あのホームランから振り返っていただけますか?

(フェルナンデス)非常に良い結果が生まれたと思います。あの場面で得点することが必要だと思っていたので、ああいう結果につながって非常にうれしいです。

-シーズンも終盤に入ってきて、フェルナンデス選手の打席での集中力というものを感じますが。

(フェルナンデス)全ての打席、全ての試合が重要な状態なので、自分の中で強い終わり方を意識して打席に立っているので、こういった感じになっていると思います。

-プレッシャーはありませんね?

(フェルナンデス)プレッシャーは全く感じないです。楽しいの一言に尽きます。

-バファローズに追い付くまで、あと少し。残り3試合の意気込みを聞かせてください。

(フェルナンデス)ファンの素晴らしいサポートのおかげで私たちは素晴らしい試合をすることができているので、残り少ないですが、球場に足を運んでいただいて、素晴らしいサポートをよろしくお願いします。ありがとうございました。

-続きまして、マルチヒットの大崎選手です。2安打、お見事でした。

(大崎)ありがとうございます。

-あの2本目のタイムリーなのですが、非常に強い打球でしたね?

(大崎)本当に運が良かったです。

-ファーストがはじいたときの気持ちはいかがでしたか?

(大崎)やっと点が入ったなと素直な気持ちでした。

-大崎選手は夏場に1軍に上がってきて、終盤に非常にいい活躍をしています。今の自分をどう評価しますか?

(大崎)すごく頑張っているなと自分でも思います。

-新しい家族もできて、やるきも増してきたのではないですか?

(大崎)幸せです!

-次はライオンズファンを幸せな気分にさせてください。クライマックスシリーズに向けて熱い一言をお願いします。

(大崎)ひとつひとつ、しっかり勝って、クライマックスシリーズ目指して頑張ります! よろしくお願いします!

お客さんもたくさん入っているし、4連戦の初戦を取れて良かったと思います。チーム自体もすごくモチベーションが上がっているので、また明日からしっかり勝ちたいと思います。

(5回のエンドランについて)井坂くんも調子が良かったし、下位から作ったチャンスなので何とかこのイニングで得点したいと思っていたのですが、銀仁朗がよくあそこで転がしてくれたと思います。

相性的には良いピッチャーではなかったのですが、この時期にきたら相性なんて関係ないですし、とにかく結果を出すことが大切なので、今日はみんなしっかりと結果を出してくれたと思います。

岸はできればあのイニング(7回)を抑えてほしかったのですが、それまでは粘り強く投げていましたし、今日は後を継いだピッチャーがしっかり自分の仕事をしてくれたと思います。ナイスピッチングでした。

(石井一投手の起用について)本当は7回のところでいこうかなと思っていたのですが、8回は左バッターもいるので何とか8回まで。岸が7回持ってくれれば良いって感じだったんだけど。こういう試合なので気持ちがボールに入ってくるピッチャー、そういう意味で一久を使いました。

オリックスは勝っても負けてもしょうがないので。うちには自力クライマックスのチャンスがある。4つ全部勝てば必然的に進出できるので、とにかく目の前の試合を一生懸命頑張っていきたいと思います。