

vs千葉ロッテ 第23回戦
前夜は打線が3安打に封じられ完封負け。3位・バファローズとのゲーム差を再び詰めたい一戦、先発マウンドに西口を送り込みます。
西口は初回、2死から井口に9号ソロ本塁打を喫して0対1と先制を許しますが、その裏打線が反撃。マリーンズ先発・小林の立ち上がりを攻め、1番・栗山の二塁打を皮切りに1死3塁とチャンスを作ると、3番・中島の左前適時打で1対1の同点。続く4番・中村が左翼席へ運ぶ47号2点本塁打を放ち、3対1とすかさずリードを奪います。
序盤から援護を受けた西口。2回に根元に中前適時打を打たれ3対2と1点を返されますが、3回はテンポの良い投球でこの試合初の無失点に抑え、続く4回は3者凡退と尻上がりに調子を上げていきます。
追加点を挙げたい打線は4回、2つの四球で2死1,2塁。ここで5番・フェルナンデスの中前適時打で4対2と待望の追加点を挙げます。さらに続く6番・浅村が相手2番手・中郷からバックスクリーン左に飛び込む9号3点本塁打を放ち7対2。「チャンスだったので、投手の代わりばなをたたいてやろうと思った」という若獅子の一発で引き離します。5回にも安打と四球で好機を演出し、フェルナンデスが右中間を破る2点適時二塁打を放ち9対2。点差を広げます。
西口は6回、2死から今江の二塁打を許すと代打・大松に中前適時打を浴び9対3。この回限りでマウンドを降り、7回からは2番手・岡本篤が登板。3人で打ち取り相手の反撃を断ちます。
するとその裏、6回から登板の相手4番手・山本徹から中島の右前適時打、続く中村の右犠飛とダメ押しの追加点を挙げ11対3とします。
8回を3番手・ミンチェが無失点で抑えると、9回は守護神・牧田がマウンドへ。ピシャリと相手の攻撃を封じ試合終了。11対3で勝利しました。
先発・西口は6回90球を投げ被安打7、奪三振3、与四球2、失点3の投球内容で先発の役割を果たし、2005年以来自身6年ぶりとなる2ケタ勝利を達成しました。
中盤以降は投打共に圧倒した試合展開で圧勝。3位・バファローズが引き分けたことでゲーム差は1となりました。15日のイーグルス戦からの4連戦で今季のレギュラーシーズンは終わります。クライマックスシリーズ進出に向け最後の底力を見せつけ、残り4試合を全て勝利していきましょう!
-今日のヒーローは猛打賞の浅村選手です!



-今日は3本のヒットが出ましたが、まずは4回の3ランから振り返っていただきます。完璧な当たりだったのではないですか?
(浅村)完璧でしたね。
-打った瞬間に思わず左手を挙げましたよね?
(浅村)あれは多分、自分の癖です。
-チームにとってもあの3ランは非常に大きな一発でした。それにしても投手の代わりばな、思い切りのいいバッティングでしたね?
(浅村)思い切りよく振ろうと思っていたので、ホームランが打てて良かったです。
-今日は3本のヒットを放ち、レフト、センター、ライトと打ち分けました。好調の要因について自分でどう分析しておられますか?
(浅村)負けられない試合が続いているので、自分でもチームに貢献したいなと思ってプレーしています。
-今日の勝利で西口投手が6年ぶりの2ケタ勝利。バットでプレゼントできましたね?
(浅村)西口さんは大先輩なので、若い僕らが頑張りたいなと思っています。
-ライオンズとしては追い掛ける立場。泣いても笑っても残り4試合です。意気込みを聞かせてください。
(浅村)残り4試合なので、全部勝ってクライマックスシリーズに出たいので応援よろしくお願いします。
渡辺監督コメント
昨日は完璧にやられたので明日、明後日と試合がない分、今日はいい勝ち方ができればなと思っていました。
打点を稼げるクリーンアップの前にランナーをためて、打線のつながり的にも良かったと思いますし、効果的な得点ができたと思います。
西口は序盤ばたばたしていましたが、徐々に彼らしいピッチングになってきました。今年は大事なポイントでいいピッチングをしてくれて、何とか10勝にたどりついて良かったと思います。
安定していますし、復活したと思います。
全部勝つつもりでいきたいと思います。