試合情報

ファイターズとの4連戦を1勝1敗で折り返し、勝ち越すためには今日が大事な一番。エース･涌井が真価を発揮して勝利を導きたいところです。

昨日終盤でつながった打線が、今日は序盤から力を発揮。初回に相手先発･武田勝に対し、2死から3番･中島の安打を皮切りに1,2塁とすると、5番･フェルナンデスが右中間フェンスを直撃する2点適時二塁打を放ち、2対0と先制に成功します。

いきなり援護をもらった先発･涌井。1回裏に2死1,2塁のピンチをしのぐと、2回は3者凡退に抑えて相手の反撃を封じます。

すると打線は3回、1番･栗山の安打などで2死2塁とし、4番･中村の左中間フェンスを直撃する適時二塁打で3対0に。さらに続くフェルナンデスは「やっと打てたという感じだよ」と話した通算200号となる今季15号2点本塁打を放ち、5対0。武田勝をマウンドから引きずり降ろし、序盤から主導権を握ります。

相手は4回から2番手･多田野を送りますが、打線は手を緩めません。5回に2番･原の安打などで無死1,2塁とすると、中村がバックスクリーンへ運ぶ46号3点本塁打を打ち8対0。一発攻勢で順調に得点を積み重ねます。

涌井は大量リードにも気を緩めることなく、味方の落ち着いた堅守にも助けられながら相手打線を沈黙させて無失点にしのいでいきます。

すると打線は7回に再び爆発。1死1,3塁から6番･浅村、7番･秋山の連続適時長短打で11対0。さらに2死3塁から9番･熊代も適時打を中前に運び、12対0。打線が面白いようにつながって試合を決めに掛かります。

一方の涌井は7回を投げて111球、被安打4、与四球2、無失点。相手に一度も流れを渡すことなく降板。エースの役割をキッチリ果たします。

8回は2番手･坂元、9回は3番手･グラマンが無失点に抑えて12対0で試合終了。一発攻勢を仕掛けた打線が15安打12得点と爆発して相手の牙城を崩すと、涌井をはじめとする投手陣が完封リレーを完成させて快勝を果たしました。

クライマックスシリーズ進出圏内の3位はもう目前です。明日も投打のかみ合った内容で相手先発･ダルビッシュを打ち崩し、3位･バファローズをとらえましょう!

-ナイスバッティングでした!

(フェルナンデス)アリガトウゴザイマス。

-今日は3安打4打点の大活躍でしたね?

(フェルナンデス)重要な試合が続いているので、その中で自分が素晴らしいヒットを打てて、中村選手、涌井選手と共にチーム全体が素晴らしい試合運びができたと思っています。

-通算200号について振り返っていただきます。チャンスで回ってきた場面でしたが、感触はいかがでしたか?

(フェルナンデス)あそこの場面でホームランは考えず、打点のことだけを考えました。強くたたけたことでフェンスを越えてくれて、自分の中でいいバッティングができたと思います。

-日本での第1号ホームランは2003年4月19日のオリックス戦でした。ここまでの道のりを振り返っていただけますか?

(フェルナンデス)それは9年前の出来事だったと思うのですが、神に感謝しています。ここまでずいぶん時間が掛かってしまいましたが、自分の中では素晴らしい結果であると思うと同時にこれからもいい結果が出せるように頑張っていきたいと思います。

-この200号ホームランは史上97人目の快挙になりました。この気持ちを誰に伝えたいですか?

(フェルナンデス)自分の家族に伝えたいです。自分の息子が早くホームランを打ってくれと言っていたので、打ててうれしいです。そしてまだシーズンは続きますし、自分のキャリアも続いていくので、300号ホームランを狙うという意味でこれからも頑張っていきたいと思います。

-チームはクライマックスシリーズに向けて戦いが続いていきます。最後に意気込みをお願いします。

(フェルナンデス)これからも重要な試合が続いていくので、ファンの皆さんに球場に足を運んでいただき、そして僕たちが素晴らしいゲームをお送りしてチームがクライマックスシリーズにいけるように頑張っていくだけです。これからも応援よろしくお願いします。

打線がいろいろな形で効率よく点を取れて良かったと思います。

初回に2点を先制したが、涌井の立ち上がりは緩急を使えていなかった。
3回の3得点で涌井は緩急が使えてきて良くなった。
エースが勝ったというよりも、チームに勝ち星がつくことが大事だったので良かった。

先行逃げ切りの試合は勝つ確率が高い。
今日のゲームは良かったと思います。

頭の中は、明日のピッチャーをどうするかでいっぱいです。
日本一のピッチャーを何とか攻略できるように思い切りいきます。