

vs千葉ロッテ 第20回戦
マリーンズとの変則4連戦は、今日から戦いの舞台を敵地に移します。自身6連勝中の西口が中5日の先発マウンドに上がり、チームは8連勝を狙う一戦です。
初回は3者凡退と順調に滑り出した西口でしたが、2回は連打で無死1,3塁とされると、角中の詰まった打球が右翼手の前に落ちて0対1。さらに1死2,3塁から内野ゴロの間に1点を失い、0対2とされます。しかし、その後は3回、4回といずれも3者凡退に抑えた西口。反撃を待ちます。
迎えた5回、マリーンズの先発・成瀬に対し7番・秋山、8番・上本の連打と9番・片岡の四球で無死満塁とすると、1番・栗山が左犠飛を放ち1対2と詰め寄ります。
続く6回は連打で無死1,2塁とすると、代打・浅村が登場。3塁線に絶妙なバントを転がすと、1塁への送球がそれて内野安打となり、再び無死満塁と攻め立てます。続く秋山、上本はいずれも浅い飛球で打ち取られますが「チャンスで秋山、上本さんがやられてしまったその悔しさと、西口さんが頑張っているその思いの両方を胸に込めて打ちました」と語る片岡がバットを一閃すると、打球は右翼線に弾む逆転の2点適時打となり、3対2と試合をひっくり返します。
その裏、西口は2本の安打で1死1,2塁とされますが、後続を打ち取って無失点。経験の差を見せつけると、7回も3者凡退に抑え、2005年以来となる10勝目の権利を手にマウンドを後にします。ところが8回、後を受けた救援投手陣が相手打線につかまり、4本の長短打で3失点。3対5と逆転を許してしまいます。
しかし9回、相手の守護神・薮田に対し、先頭の栗山が左前安打を放つと、原も四球を選んで無死1,2塁。ここで3番・中島が今季90打点目となる中前適時打をはじき返して4対5と迫ると、1死から代打・大崎も四球でつないで満塁に。続く浅村が中犠飛を放って5対5と、執念が実り同点に追い付きます。
その裏は、牧田が3塁に走者を背負いながらも無失点に抑え、5対5の引き分けで試合終了となりました。
勝利こそ逃しましたが、明日からまた連勝を伸ばすのみ。確かな目標があるチームは、追い詰められても簡単には負けません!!
渡辺監督コメント
今日は3対2で逃げ切らないといけないゲームだった。
9回に追いついて、何とか引き分けに持ち込めた。
西口は良く投げたと思う。
このところ先発が先に点を取られているので、追う形になってしまっている。
先発陣は序盤の失点を防いでいかないといけない。
ミンチェが誤算だった。ボールに切れがなかったね。
星野が2点取られて嫌な展開だったが、今の打線は粘りがある。
9回は1番からの攻撃だったから、クリ(栗山)が出ればどうにかなるような気はしていた。