試合情報

引き分けを挟んで6連勝と波に乗るも、一昨日は台風により試合中止。今日からホーム、ビジターと行われるマリーンズとの変則4連戦です。本拠地開催となる今日は、スタンドを埋め尽くしたファンの大声援を力に、勢いを落とすことなく臨んで連勝を伸ばしたい一番です。

先発の帆足は初回を3人で料理するも、2回に味方の失策も絡んで3点を失うと、3回にも1点を失う苦しい展開。序盤で0対4とリードされます。

しかし好調の打線は4回。相手先発･唐川に対し、2死から5番･フェルナンデスが豪快な14号ソロ本塁打をバックスクリーンへ放ち反撃へののろしを上げると、続く6番･坂田も内野安打と相手の失策で2塁へ。ここで7番･秋山が右中間を破る適時三塁打を放ち、2対4に。じわじわと追い上げます。

帆足は5回を投げ切って降板し、6回からは2番手･岡本篤がマウンドへ。先の2試合で窮地を救ってきた岡本篤が7回までの2イニングを無失点に抑える好投。逆転への流れを呼び込みます。

すると7回裏。この回先頭の9番･片岡が安打で出塁し、すかさず今日2つ目の盗塁を決めて2塁へ。1番･栗山も安打でつなぎ無死1,3塁の好機を演出すると、原は倒れるも、3番･中島の打席で1塁走者･栗山が盗塁を敢行。これが相手捕手の悪送球を誘い、3塁走者が生還し3対4に。栗山も3塁へ進みます。ここで中島が軽打に徹した適時打を放ち、ついに4対4の同点に追い付きます。

8回表は3番手･ミンチェが完璧な救援を見せると、その裏。相手2番手･木村に対して1死から代打･浅村が安打で出塁し、秋山が犠打で送って2死2塁に。ここで8番･銀仁朗の大きな当たりは右中間を深々と破る適時三塁打に。5対4とついに勝ち越しを果たし、さらに栗山の猛打賞となる適時打で6対4。2点のリードを奪い、9回の守りに入ります。

最後は守護神･牧田が3人で締めて6対4で試合終了。序盤にリードを許すも、「勝利への執念」を力に戦い続けた獅子たちが、終盤で見事に試合をひっくり返しました。

これで引き分けを挟んで7連勝。明日から敵地に移っての試合となりますが、快進撃を止めることなく、目前となった上位をこの手に引き寄せましょう。

-まずは今季16度目の猛打賞、栗山選手です。今日もヒットが3本出ましたね?

(栗山)ヒットの本数はあまり関係なくて、どんな場面で打ったかということが重要だと思います。今日はいい場面で打てて良かったです。

-8回の3本目は内角寄りの難しい球だったのではないですか?

(栗山)その前に銀仁朗先生がヒットを打っていたので、これは僕も打たないといけないなと、勢いに乗って打ちました。

-今日は序盤の4点ビハインドをひっくり返しての逆転勝ち。強いですね。

(栗山)ピッチャーの方が頑張ってくれていますし、中継ぎの方も頑張ってくれています。これは野手が逆転しなければならないという気持ちが出た試合だったと思います。

-今日から10連戦がスタートしました。いい勝ち方でしたね?

(栗山)明日からはQVCマリンで試合なのですが、大勢のライオンズファンが来てくれたらうれしいなと思います。

-最後にライオンズファンにこれからの意気込みをお願いします。

(栗山)意気込みは銀仁朗先生がバシッと決めてくれると思います。よろしくお願いします。

-続きまして、決勝タイムリーの銀仁朗選手です! 8回1アウト1塁から秋山選手がバントで送り、2アウト2塁からのタイムリーでしたね?

(銀仁朗)正直、代打かなと思ったのですが、監督に打たせてもらえたので、絶対にヒットを打とうと思っていました。

-迷いなく初球からいきましたね?

(銀仁朗)初球しかないと思っていました。

-打った手応えはどうでしたか?

(銀仁朗)久々に良かったです。

-久々という当りがチームを逆転勝利へと導きましたね?

(銀仁朗)ここ最近はピッチャーが点を取られても野手の皆さんが援護していました。僕も何とか勢いに乗りたいと思っていたので、良かったです。

-先ほど栗山選手からもありましたように、栗山選手、銀仁朗先生の2人分のメッセージをお願いします。

(銀仁朗)絶対にクライマックスシリーズに行きます!!

いつも言っていますが、ここのところ楽な展開はないですし、不利な展開でも粘り強く、試合を諦めないという気持ちがチーム全体で出ていると思います。

これもいつも言っていますが、うちは勝つしかないので、残り試合を全部勝つつもりでやっています。

打線は序盤、唐川君に手こずっている感じだったが、2回り目くらいから徐々に攻略しつつありましたし、みんなが自分の役目をしっかりこなしてくれていると思います。

ここのところ先発が崩れたときは中継ぎがしっかりと踏ん張ってくれているので逆転にもつながっている。今は中継ぎ陣がいい仕事をしてくれていると思います。

チーム状態はすごくいいので、あとは今のしっかりとした野球を続けていきたいと思います。