

vsオリックス 第20回戦
昨日は帆足の今季初完封劇で見事連勝。今日も投打のかみ合った試合展開を見せ、カード勝ち越しを狙います。
打線は初回、初対戦となった相手先発・マクレーンに対し、1死1塁の場面で3番・中島が初球を左翼席へ運ぶ13号2点本塁打を放ち、2対0と幸先良く先制します。
ライオンズ先発は8月20日以来の勝利を目指す岸。援護をもらった直後は危なげなく3人で切り抜けます。
2回にT-岡田に右翼席へソロ本塁打を運ばれ2対1とされますが、直後の3回、先頭の2番・原、中島の連打で好機を演出すると、4番・中村の内野ゴロの間に1点を加えて3対1。さらに1死1,2塁の場面で6番・浅村が左前適時打を放ち、4対1と点差を広げます。
リードを広げてもらった岸は尻上がりに調子を上げ、3回以降は緩急を駆使して得点圏に走者を許さない好投を続けます。
しかし6回裏、先頭の由田に内野安打で出塁を許すと、続く坂口に適時二塁打を打たれ、4対2。さらに大引にも犠飛を浴び、4対3と点差を詰められます。
なんとか突き放したい打線は直後の7回、相手に傾きかけた流れを再び引き寄せるかのように、中村がこの回から登板した相手3番手・平野の直球をバックスクリーンへ放り込む39号ソロ本塁打を放ちます。主砲の一撃で5対3と、貴重な追加点を奪います。
その裏、岸が先頭打者に出塁を許したところで継投策へ。2番手・グラマンが2人の走者を背負いながらも後続を断ち切ると、8回から登板の3番手・星野も2つの三振を奪う力投を見せます。
9回には相手6番手・比嘉から1死2,3塁の好機を作り、代打・大崎の2点適時打で7対3。リードを広げ、最後のマウンドに守護神・牧田を送り込みます。牧田は李スンヨプに2点本塁打を浴び7対5とされますが、後続を断ち切り試合終了。チームは3カード連続の勝ち越し、そして7月27日以来の3連勝を飾りました。
相手の反撃を許して最後まで気の抜けない試合となりましたが、「勝利への執念」を持ち続けた今日の勝利の勢いを切らすことなく、連勝を伸ばしていきましょう!!
今日のヒーローは5勝目を挙げた岸投手です!
-今日のピッチングをご自身で振り返って、どのようなピッチングでしたか?
(岸)まあまあだと思います。
-3回からは変化球が決まり始めた印象があります。
(岸)今日はカーブが投げていて良い感じでした。変化球でストライクが取れたことは非常に大きいと感じます。
-味方の援護もありましたね。
(岸)そうですね。今日は勝たせてもらいました。
-今日のピッチングで岸さんもますます乗っていけるのではないですか?
(岸)まずはチームが勝つことが一番です。自分の勝利はその次に考えて、僕がゲームを作ってチームが勝つことを信じて投げていきたいです。
-ライオンズは9月に入り7勝2敗とチームの状態が上がってきました。
(岸)負けられない試合が続くので、一試合一試合全力で臨んでいます。
-いよいよシーズンも終盤に突入。岸さんの右腕にかかる期待もますます大きくなっていくと思います。今後の意気込みをお願いします!
(岸)今までチームに貢献できてなかったため、これからはもっと貢献していきたいです。
-今日の勝利がそのきっかけになりそうですね?
(岸)頑張ります!
-今日のヒーローインタビューは、勝利投手の岸投手でした!
渡辺監督コメント
マクレーン投手とは初対戦で分からないところがあったけど、よく初回に先制できた。
すぐに追加点も取れたし、追いつかれそうになっても引き離した。
3、4番は甘いところにきたボールを仕留めている。
中盤に1、2点取れていれば展開も変わっていた。
岸はいいボールと悪いボールの差があったけど、だいぶ良くなってきている。
先発陣の中で1人取り残されていた感じだったけど、みんな揃った。とにかく岸に勝ちがついたのは大きい。