試合情報

前夜は先発･石井一が8回途中1失点に抑える好投を見せると、片岡の復帰後初打点となる適時三塁打、中島がダメ押しの本塁打と援護し連勝。さらに連勝を伸ばしたい今日の先発にエース･涌井を立てましたが、初回に先制を許すと終盤7回にも追加点を奪われてしまい、打線は相手先発･唐川から何度も好機を演出するも得点には至らず。0対2と悔しい完封負けを喫しました。

試合には敗れましたが、今日の試合で光ったのはやはりエース･涌井の投球。初回こそ1点を許しましたが、2回からは3イニング連続で3者凡退。多彩な変化球を有効に使って快調な投球を展開します。小野投手コーチも「気合が入っている。これ以上の失点はさせないという気持ちが出ている」と、復調気配のエースの投球を評します。

涌井は5回、1死から角中に右中間を破られる三塁打を打たれますが、続く清田の内野ゴロを三塁手･原が捕球し素早くバックホーム。味方の堅守にも助けられて追加点を防ぐと、6回も2死から得点圏に走者を背負いますが、後続を打ち取ります。

7回に追加点を許した後の8回、この回先頭の早坂の打球が涌井の右足首付近を直撃。治療のため一度ベンチに戻り、再びマウンドに向かった涌井は勝利への執念を見せ、結果的に3人で相手の攻撃を終えます。

9回は2番手･岡本篤にマウンドを譲りましたが、8回120球を投げ被安打6、奪三振4、失点2。自身6月1日以来となる無四球の内容で、唐川との白熱した投手戦を展開しました。

エースの見せた力投は、必ずや次回の登板に勝利へとつながっていくでしょう。これでこの3連戦は1勝1敗。菊池が先発する明日の試合は勝利しカード勝ち越し、そして5位再浮上を狙いましょう!

(唐川相手に)やられ方がいつもと一緒。何とか工夫していかないといけないんだけれど。

うまく打線が機能しなかった。チャンスは作れたんだけど、ボール球を振ってしまったり、そういうところで相手を助けていてはつながっていかない。

フェルナンデスの盗塁失敗は、俺のミスといえばミスなんだけど、もっとはっきりダブルスチールのサインを出せば良かった。選手を信用しすぎたというか。サンペイ(中村)はうちのチームでは一番走塁がうまい選手だから。坂田で勝負しても良かったんだけど、ああいう形で仕掛けてみたけどうまく伝わらなかった。

涌井は2点目を防げたかな。2アウトからの失点だったしね。