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2011.08.28 SUN
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vs北海道日本ハム 第17回戦

前日は中村の2試合連続本塁打となる3点本塁打で1点差に追い上げるも惜敗。今日こそカード勝ち越しを狙うライオンズは、ここ4試合安定した投球を続けているベテラン・西口に先発のマウンドを託します。

その西口は初回、2死2塁の場面で4番・中田を空振り三振に封じて無失点に抑えると、2回は打たせて取る投球を展開。上々の立ち上がりを披露します。

3回、西口は二塁打と死球で無死1,2塁とされますが、味方の堅守に助けられピンチを切り抜けます。小野投手コーチも「調子は良い。この後もしっかりゲームを作ってくれるだろう」と好投を見せるベテランに期待を寄せます。

西口は回を追うごとに調子を上げ、4回は3者連続三振を奪う圧巻の投球。5回、6回も女房役・上本の好リードに導かれ、ボールを丁寧に低めへ集めて3者凡退に封じます。

なんとか援護を見せたい打線は6回裏、ここまで2安打に封じられていたファイターズ先発・ウルフから先頭の2番・原が打球を右翼線際へ運ぶと、相手右翼手の拙守を見るや一気に3塁へ進み、好機を生み出します。ここで続く3番・中島が、ウルフの投じた内角の変化球を振り抜き、左犠飛で1対0。「得点のチャンスで打てて良かった。犠飛で良いという気持ちで打ちにいった」という頼れる主将の一振りで試合の均衡を破ります。

打線の援護を受けた西口は7回、8回も制球を乱すことなく、いずれも3者凡退。今季最長タイの8回を投げきると、スタンドから送られる万雷の拍手と大歓声に包まれながら今季初となる9回のマウンドへ上がります。迎えた先頭のスケールズ、陽を連続三振に仕留め、奪三振を2ケタ10個に乗せて2死とし、最後は糸井を遊ゴロに仕留め、試合終了。4回以降1人の走者も許さず、9回134球を投げて被安打3、奪三振10、与死球1、無失点の素晴らしい投球内容で1点を守り抜いた西口は、2005年8月27日のイーグルス戦以来、約6年ぶりとなる完封勝利を挙げました。

2位・ファイターズを相手に勝ち越した勢いに乗り、明後日からは秋田、盛岡、仙台と東北地方を転戦するイーグルス3連戦。ベテラン・西口の好投を機に、ここから最下位脱出に向け上昇気流に乗っていきましょう!

-今日のヒーローは西口投手です!!

-本当に久しぶりの完封勝利ですが、ファンの声援はいかがでしたか?

(西口)9回のマウンドに上がるときも歓声がすごかったので、久々に9回のマウンドに上がることを実感しました。

-今日は完封勝利を挙げましたがここまで102試合、完投がありませんでした。この完封勝利を決めたお気持ちはいかがですか?

(西口)記録が途絶えたのは悔しいですけど、完封できてうれしいです。

-いつ以来の完封か覚えていらっしゃいますか?

(西口)確か2006年以来だったと思うのですが。

-実は2005年の8月27日のイーグルス戦以来です。

(西口)あの惜しかった試合ですね。長かったです。

-しばらく完投も無かったわけですが、疲れは無かったですか?

(西口)9回のマウンドに上がっているときは不思議な気分でした。

-不思議な気分といいますと、どんな気分でしたか?

(西口)久しぶりすぎて、いつ以来だろうと思って投げていました。

-8回に投げ終わったあと、渡辺監督に呼ばれましたよね。どんなお話をしたのですか?

(西口)「任せるぞ」と言われました。

-今日のピッチングを見る限り、点を取られる感じがしなかったのではないですか?

(西口)必死に投げていました。

-1対0というしびれるゲームでしたが、1対0で投げることはピッチャーにとってはどういう気持ちなのですか?

(西口)気持ちいいですけど、疲れます。

-これで記録が途切れましたが、ライオンズファンは西口さんの好投を期待していると思いますよ。

(西口)また完投できるように頑張ります。

-今日は夏休み最後の試合ということで子どもたちがたくさん詰めかけました。まずは子どもたちにメッセージをお願いします。

(西口)子どもたちの前でいいピッチングができて父親としてもうれしいです。

-全ライオンズファンに向けてメッセージをお願いします。

(西口)最後まで声援ありがとうございます。また頑張りますので応援よろしくお願いします!

渡辺監督コメント

西口は言うことがないと思います。真っ直ぐの切れも、スライダーも。今日はフォークも良かったですし、低めにコントロールできていた。苦しいときに大ベテランがこういうピッチングをしてくれると助かります。

8回を終わったときに、球数的にも、腕が振れているという点でも大丈夫でしたし、何試合も完投をしていないという記録があったので、終止符を打ってこいと話しました。そのときは普通な反応だったので大丈夫だろうと思っていました。

救援の準備はしていたけど、1点差という苦しいゲームの中でよく投げてくれたと思います。

相手のウルフも良かったですし、チャンスはそんなに無いだろうと思っていたが、原が大きなチャンスを作ってくれて、あとはクリーンアップがかえすだけだと思っていました。

前回の菊池しかり、今日の西口しかり、大ベテランと若手が完投をしてくれて、あとは他のローテーション投手がそれぞれの仕事をしてくれれば、試合もまだまだ残っているので、浮上できると思っています。

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