

vsオリックス 第14回戦
ファイターズに2勝1敗と勝ち越して京セラドームに乗り込んだライオンズ。近鉄バファローズ時代のユニフォームをまとった「いてまえ打線」の猛攻に対し、最後まで諦めない戦いを見せて最終回に一打同点のチャンスを作りましたが、追い上げ届かず6対8で敗戦。カード初戦を取ることができませんでした。
7月11日以来、約1ヶ月ぶりの勝利を目指す先発・岸は、制球が甘くなったところを狙い打たれ、7回途中までに8点を失う苦しいマウンド。しかし、それでも大学の後輩を必死にリードし続ける、捕手・星孝の姿がありました。
昨日に続き、今日も9番スタメンでの出場となった星孝。2回の第1打席では当たり損ねのゴロも、全力疾走で内野安打。さらに二塁手の悪送球を誘って2塁まで進みます。
5回の第2打席では、初球を思い切りよく引っ張った打球が左翼手の横を抜け、フェンスに到達する二塁打。移籍後初となる複数安打を記録して勢いに乗ります。
さらに7回、2死から8番・熊代がしぶとく中前安打を放ち、打席が星孝に回ります。またも初球をはじき返した打球は、グングン伸びて左中間の深いところに弾み、プロ入り初打点となる適時二塁打。プロ入り初となる猛打賞も記録し、チームの追い上げムードを高めます。
最終回はバファローズの守護神・岸田に対し、先頭打者として迎えた第4打席。ここで星孝は三遊間を突破する安打を放ち、好機を演出。4安打を固め打つ大活躍を見せました。
銀仁朗が戦列を離れた今、ライオンズ捕手陣の底力が試されています。チームのために、そして自身のために、明日以降の試合でも大暴れしてもらいましょう!!
渡辺監督コメント
岸は一気にビッグイニングを作ってしまった。あそこで辛抱しなければ。
ピッチャーが有利なカウントで打たれたケースが多かった。
バッテリーで考えないといけない。岸は相手に向かっていく姿勢やボール自体、全部が物足りない。
打つ方はチャンスがあったけど、あと一本が出ないと流れが変わる。
最終回、最低でも同点にしないといけない。1点で終わったのも反省だ。