

vs福岡ソフトバンク 第13回戦
前日は互いに譲らぬ攻防を展開し、延長10回まで及んだ試合は3時間半を超え規定により引き分け。仕切り直しとなる今日の試合は、前回登板で通算170勝目を挙げたベテラン・西口を先発のマウンドに送りました。
西口は初回、女房役・銀仁朗の盗塁阻止もあって無失点に抑えると、2回も3者凡退と上々の滑り出し。3回は2死から安打を許しますが後続を打ち取り得点を許さず、小野投手コーチは「良いボールが来ていると思う。先発としての責任を感じる」と評します。
相手先発・杉内を攻略したい打線は3回裏、1死から8番・浅村がチーム初安打となる右前安打で出塁し、9番・銀仁朗が犠打を決め2死2塁と好機を演出。ここで1番・栗山が左中間へ適時二塁打を放ち、1対0。切り込み隊長の一打で先制に成功します。
援護を受けた西口は変化球を駆使し4回、5回と2イニング連続で3者凡退。しかし6回、2本の安打などで1死2,3塁とピンチを迎えると、内野ゴロの間に1点を失い1対1の同点に。西口は続く7回に1死から2つの四死球を与えますが、粘り強く投げ続けオーティズを空振り三振、そして銀仁朗が2塁走者の三盗を阻止し、ピンチを切り抜けます。
8回頭からは2番手・松永が登板し、長谷川を内野ゴロに打ち取って3番手・ミンチェにスイッチ。ミンチェは3塁に走者を背負うも後続を断ち無失点。9回からは4番手・牧田が登場し、2死から連続四球を許すも最後は後続を二直に打ち取り、救援陣の粘りで試合は2試合連続となる延長戦に突入します。
10回表は5番手・星野、6番手・木村の継投で無失点に抑え、その裏、サヨナラ勝ちを狙いたいところでしたが3人で攻撃が終了。試合時間が3時間半を超え、規定により1対1と2試合連続の引き分けとなりました。
昨日に続き結果は引き分けに終わりましたが先発・西口は7回1失点の好投を見せ、救援陣は2日連続で粘り強い投球を繰り広げました。
明日は通算2000奪三振に王手をかける石井一が登板。3連戦最終戦を勝利し、対ホークス戦の連敗をストップさせましょう!
渡辺監督コメント
あれだけのチャンスを作っておきながら、最初しか打てなかったのがだめなところ。結果を出さないといけない。
7回に阿部をそのまま打たせたのは、前の打席でレフトにいい感じで打っていたし、バファローズにいたときから杉内を苦手としていなかった。
西口はよくあそこまで投げたと思う。必死に後ろをつないでいってるんだけど、終盤に点を取らなくては。