

vsオリックス 第10回戦
中軸の活躍でここまで2連勝。持ち前の攻撃力を今日も発揮して、連勝をさらに伸ばしたいところです。
今季初めて中5日での先発となる岸は、初回から切れのある直球とカーブを織り交ぜた持ち前の投球術で、相手打線を無失点に抑えます。
連日の勢いをそのままに先制したい打線はその裏。相手先発・木佐貫から2番・原と3番・中島が連打を放ち1死1,3塁とすると、4番・中村が3塁線を破る適時二塁打を放ち幸先良く先制。続く5番・フェルナンデスが四球を選び満塁とすると、「満塁だったので勢いが付いて良かった」と話した6番・平尾の一打は、2点適時二塁打。さらに7番・大島も2点適時打を放ち、この回四球を挟む5連打で一挙5得点。好調な打線が、今日も初回から機能します。
大量援護をもらった岸は2回も無失点に抑えますが、3回表に後藤に適時二塁打を浴び5対1とされます。
追い上げられた直後の3回裏。中島の安打などで2死3塁の好機を作ると、平尾が初回に続いて適時打を放ち6対1。再びリードを5点差に広げます。
ここで手を緩めない打線は、6回裏にも相手の2番手・高宮に対し、8番・銀仁朗の安打に続き9番・浅村が適時二塁打を放ち7対1。ここから1死3塁とした後、原が今季初打点を挙げる適時打を打ち8対1。2008年以来の猛打賞を記録する原の活躍などで中押し点を挙げて、試合の主導権を握ります。
守りでは6回を投げた岸に代わり、7回は長田、8回は松永と継投。それぞれ相手打線を3人で打ち取り、付け入る隙を与えません。
すると8回裏。相手の3番手・古川から栗山が2号ソロ本塁打を放ち9対1。「どんな場面でも集中して打席に入ることができた結果」と話した頼もしい一振りで、ダメ押し点を奪います。
9回のマウンドに上がった4番手・木村も相手打線をキッチリ封じて、9対1のまま試合終了。一丸となった打線のつなぐ攻撃で得点を積み重ねると、好投した岸の後を受けた中継ぎ陣も無失点に抑え、投打のかみ合う野球を展開。岸は5月28日以来の白星を挙げ、連勝を3に伸ばしました。
「ライオンズ・クラシック 2011」第1章を白星で締めくくり、良い形で明日から始まるマリーンズとのカードに入ることができます。勝利のDNAを引き継いだ獅子たちの活躍で上昇気流に乗りましょう!
-今日のヒーローは投打のヒーローです!


-まずは3勝目を挙げました岸投手です! 今日は初回からとばしていたなという印象でしたが、いかがだったのでしょうか?
(岸)ずっと迷惑ばかりかけていたので、このチームの流れに乗って勝てたらいいなと思って最初から全力でいきました。
-昨日は石井一投手、一昨日は涌井投手と、このあたりのピッチングも刺激になりましたかね?
(岸)まあ、そうですね。
-中5日でのピッチングはいかがでしたか?
(岸)体もしんどくなかったですし、今の自分にはこれが合っているのかなと思います。
-今日のピッチングは本来の岸投手のピッチングとみてよろしいでしょうか?
(岸)あまり油断しないように次も頑張りたいと思います。
-最後にファンの皆さんに一言お願いします。
(岸)明日は千葉ですが、よろしくお願いします!
-続きまして、今季初の猛打賞、原選手です! 連日のスタメンでいい仕事をされていますね?
(原)今がチャンスなので、思い切り走り回りたいと思って頑張っています。
-2番という打順はいかがですか?
(原)中島さん、中村さんというクリーンアップにどうつなげるかということを考えています。
-今日は原選手にも今季初打点がつきましたね?
(原)ラッキーな打点だったので、これからも打ちたいと思います。
-これで「ライオンズ・クラシック 2011」を3連勝と野武士野球を見せていますね?
(原)僕は野武士野球を知らないのですが、皆気合を入れて頑張っています。
-ライオンズはまだ連戦が残っています。最後に意気込みをお願いします。
(原)このまま勝ち続けてどんどん上に上がっていきたいと思います。
渡辺監督コメント
打線がやるべきことをしっかりとできている。粘って出塁できていたりとか、上向きになってきていい状態になりつつある。
原は必死にやっているし、チャンスだと思っている。
上位はいい状態できているが、下位打線でチャンスを作れればという感じだった。今日は下位打線も良かった。
岸はボールも良かったし、緩急も使えていた。球数が多くなっていたことに関しては、もっと早く勝負できていたかなとは思うけど、久しぶりに勝ちがついて、これから状態が上がってくる予感はしました。
(前回登板のときの発言「このままでは岸が普通のピッチャーになってしまう」ということについて)それは岸に対するメッセージでした。
チーム状況は良くなっているので、オールスターまでに借金を返済してオールスター後を迎えたいと思います。