

vs北海道日本ハム 第8回戦
本拠地で3連敗は免れたいライオンズの先発マウンドには石井一。10連戦最終戦を任されたベテランの投球で、勢いを取り戻したいところです。
初回は自慢のスライダーを低めに集め無失点に抑えた石井一。しかし2回に1死2塁から鵜久森に適時二塁打を許し先制されます。
一方の打線は相手先発・ケッペルに対し3回裏。今季初スタメンの9番・原が二塁打を放ちますが、後続が打ち取られ追い付くことができません。
3回以降、徐々にエンジンのかかり始めた石井一は切れのある直球を取り戻し、3回から4回にかけて3者連続三振を奪うなど、5回まで相手打線を3者凡退に抑えます。
しかし試合後半に入った6回表。1死1,2塁と久しぶりに得点圏に走者を背負うと、中田に高めに浮いたスライダーを痛打される2点適時二塁打を浴び、0対3と突き放されます。
反撃したい打線はその直後の6回裏。2番・片岡が四球で歩くなどして1死2塁とすると、「チャンスだったのでランナーをかえすことができて良かったです」と話す4番・中村が豪快にバックスクリーン脇へ運ぶ21号2点本塁打を放ち、2対3と追い上げます。
良い流れを受けて相手の猛攻を食い止めたい投手陣でしたが、7回表に登板した2番手・藤田は2死から連打を浴び2死1,2塁とされると、杉谷に2点適時二塁打を許し2対5と再び点差を広げられます。
8回表は3番手・平野がキッチリ3人で打ち取ると、打線は8回裏に相手の4番手・増井から先頭の片岡が二塁打を打つなどして1死1,2塁とします。しかし、後続が併殺に打ち取られ反撃なりません。
9回も続投となった平野は3人で片付けてサヨナラ勝ちへの機運を高めるも、その裏は相手守護神・武田久から出塁できず、2対5で試合終了。ホームでのカードで3連敗を喫し、10連戦は4勝6敗の負け越しで終えました。
厳しい10連戦を終えた選手たち。明日のオフを挟み、明後日から再び本拠地で迎えるホークスとのカードで流れを変えていきたいところです。
渡辺監督コメント
ここのところ点を取った後に取られるというゲームが多く、流れというものが野球にはあるからね。あそこで1点差まで詰め寄ってるから直後を抑えなければという感じ。
杉谷に打たれたところは配球ミス。前進守備を敷いているのに、高めのストレートを要求してはだめだね。話になっていない。
結果的に4勝6敗。今日のゲームは勝たなければならなかったのだけれど、先制されてしまい、どうしても後手に回ってしまった。
先発がゲームを作っていかなければならない。この3連敗というのはチームにとっては痛いんだけれど、明日1日空くので、明後日からのホークス戦で仕事できるようにしたいと思います。