

vs東北楽天 第8回戦
打線が一歩も引かず反撃し、新守護神が締めて勝利を飾った昨日の試合。今日の試合にも勝利し、連戦を戦い抜く勢いを得たいところです。
自身およそ2ヶ月ぶりの先発となった平野は初回、先頭の鉄平に安打を打たれた後、暴投から得点圏へ走者を進めます。ここで、ルイーズに適時二塁打を喫し、0対1と先制を許します。
平野は3回にも得点圏に走者を背負ったものの、崩れることなくピンチを脱出。その後も粘り強い投球を続けて、味方の援護を待ちます。
平野を援護したい打線は4回、相手先発・永井から3つの四球で1死満塁という大きな好機を作ります。しかし、あと一本が出ずに得点を奪うことができません。5回には2番・片岡の盗塁などで得点圏に走者を進めますが、ここも得点には至らず歯がゆい展開となります。
懸命に相手打線を封じてきた平野は6回、敵の機動力を絡めた攻撃の前に、無死満塁の大きなピンチを背負います。しかし、ここで集中力を切らすことなく草野を三振に仕留めると、続く高須を併殺に打ち取ってこの局面を脱します。
7回も無失点に抑えた平野に代わり、8回からは、2番手・グラマンがマウンドへ。グラマンは足を絡めた攻撃で揺さぶられますが、動じることなく無失点に封じます。
反撃の機会をうかがう打線はその裏、敵の2番手・美馬の前に2死2塁としたところで、6番・フェルナンデスへの投球が続けて胸元付近へ。フェルナンデスが怒りをあらわにすると、両軍ベンチから選手が飛び出します。怒りを静めたフェルナンデスが四球を選び2死1,2塁とした後、7番・ブラウンの放った一打は右前適時打。「スイングが大きくなりすぎないように気をつけた」というチームバッティングで、1対1と同点に追い付きます。
9回は、3番手・ミンチェが後を受けますが、死球を与えた草野を2塁へ進められると、ガルシアに適時打を浴びて1対2。勝ち越しを許してしまいます。
迎えた最終回、打線は粘り強く敵の3番手・スパイアーに食らいつきますが、勝利への意地もかなわず試合終了となりました。
平野が7回を投げて投球数112、被安打6、奪三振6、与四球1、失点1と試合を作り、打線も終盤に意地を見せましたが勝ちを拾いきれませんでした。しかし、この粘りは、敵地で臨む明日以降の試合にもつながるはず。2ゲーム差で追うバファローズに連勝し、3位へ浮上しましょう!
渡辺監督コメント
序盤の拙攻が響きましたね。スコアリングポジションにランナーを置きながら、なかなか一本が出なかった。それがこの結果につながったと思います。
先発の平野はよく投げたと思いますよ。チャンスを作りながら点が入らない流れの中、ピッチャーとしてはしんどかったと思うけれど、よく初回の1点だけに抑えて粘りましたね。
平野はボール自体も良いけれど、ランナーを出してからも粘りのピッチングができるようになってきています。次がまた楽しみです。