

vs阪神 第1回戦
昨日は15安打13得点と自慢の打線が爆発し快勝。この感覚を忘れずに、今日から甲子園で迎えるタイガースとの連戦でも打ち込んでいきたいところです。
先発の帆足は初回、2つの空振り三振を奪うなど、3者凡退に切って取る最高の立ち上がり。3回は先頭打者に二塁打を許すも、持ち前の打たせる投球で凡打の山を築いていきます。
その後帆足は4回、5回といずれも先頭に安打で出塁を許しますが、直後の打者を併殺打に仕留めて流れを渡さず。相手の拙攻にも助けられ、スコアボードに0を並べていきます。
打線は相手先発・メッセンジャーから決定打を放てずにいましたが、6回に2死から5番・フェルナンデスが3試合連続となる6号ソロ本塁打をバックスクリーンへ運び、1対0。好調を持続させている5番の一振りで先制点を奪います。
しかしその裏、1死から代打・鳥谷に安打を打たれると、2死1,3塁の場面で1塁走者がディレードスチールを敢行。一二塁間で挟殺プレーが行われる間に3塁走者に生還され、1対1。同点とされます。
好投を続ける帆足をなんとか援護したい打線でしたが、2番手・榎田、3番手・藤川の相手救援陣に対し、9回まで完璧に封じられてしまいます。
迎えた9回裏、先頭の代打・関本に出塁を許し、その後1死満塁と一打サヨナラのピンチを招きます。しかし帆足は気迫のこもった投球で4番・新井貴を二ゴロに仕留めると、続く代打・新井良を三直に打ち取り、延長戦に持ち込みます。
10回のマウンドを2番手・グラマンがきっちり3人で抑えて流れを引き寄せると、11回に打線が執念を見せつけます、1死から3番・中島が安打で出塁して、その後2死1,3塁の場面で代打・平尾が登場。フルカウントから振り抜いた打球は、今季初安打となる値千金の左前適時打となり、2対1。なんとしても欲しかった1点をもぎ取ります。
最終回は3番手・岡本篤が登板。走者を背負うも執念でしのぎ試合終了。ベテランの一振りで、11回までもつれ込んだ接戦を見事制しました。
最後まで勝利への執念を忘れなかった今日の試合の流れを切ることなく、このまま連勝を伸ばしていきましょう!!
今日のヒーローは11回に勝ち越し打を放った平尾選手です!
-11回同点と本当にしびれる場面だったのですが、粘って粘って運びましたね?
(平尾)結果的に自分のところにいい形で回してもらえたんですけど、今年はみんな調子が良くなくて、1点でも多く取れるように、そして粘って、最後まで諦めずにやっているので、打てて良かったです。
-決して本来の戦いができていない状況だと思います。しかしチームは明るいですね?
(平尾)若い選手が多いので、負けたときでも明るくというのがライオンズの持ち味なので、それに乗っかりながら、僕もみんなを引っ張って楽しくやってます。
-日本人野手の中で最年長の平尾さんは普段からどんな声を掛けているのですか?
(平尾)僕も特別に最年長としてすることもないですし、それはみんなも分かっています。その辺はうまくチームに溶け込んでやっている結果だと思います。
-かつて戦った甲子園球場でのタイムリー、どんなお気持ちですか?
(平尾)成長させてもらった思い出のある球場ですし、対戦相手も僕が一番最初に入団したチームということで、今季初ヒットということもあり嬉しかったです。
-プライベートの方でも嬉しいニュースを目にしたのですが?
(平尾)神戸で打てて良かったと思います。
-これでチームは借金2ということになりました。交流戦、今後はどのように戦っていきますか?
(平尾)強いチームではないので、このように接戦をものにするなどうまい戦い方をして勝っていきたいと思います。
渡辺監督コメント
平尾はくらいついて何とかしようという気持ちが出たね。
勝負強いのは分かっていること。
帆足は持ち味を出して粘り強くよく投げてくれた。
篤志(岡本)とグラマンの順番は状況によってだけど、うちの勝ちゲームで後ろを投げるのはこの二人。
篤志は前回の登板は酷かったけど、早めに投げさせたかった。
ランナーは出したけど、しっかり打ち取ってくれた。
いいゲームだったと思います。