試合情報

前カードでは連敗を喫し、2位･ホークスに詰め寄られる結果に。大混戦の優勝戦線を一気に突破すべく、今季本拠地最終戦で息を吹き返すような勝利を目指します。

初回、先発･涌井は、気迫満点の投球で相手打線を3者凡退に切って取ります。

しかし2回、山崎武に27号ソロ本塁打を浴びると、続くルイーズにも11号ソロ本塁打を打たれてしまい0対2。先制点を奪われてしまいます。

一方の打線は、1軍初登板のイーグルス先発･菊池に対し初回の攻撃を3人で終えてしまいますが、2回に1死から5番･中村が四球を選んで出塁すると、6番･石井義の安打と8番･上本への死球で2死満塁。続く9番･佐藤は、押し出しの四球を選び1対2。粘り強く追撃します。

しかし3回、涌井は2死満塁から中川に2点適時打を打たれて1対4。点差を広げられてしまいます。

すかさず反撃に転じたい打線はその裏、中島が20号ソロ本塁打を放ち2対4。「しっかりとボールをとらえられた」という中島の一撃で、じわりと詰め寄ります。

4回からは、2番手･西口がマウンドへ。昨年10月6日以来の救援登板となった西口は、3イニングスを投げて相手打線を翻弄。被安打わずか1、無四球、無失点と守備からリズムを作ります。

7回からは、3番手･小野寺が後を託されます。小野寺は安打こそ打たれたものの、落ち着いた投球で後続を封じて追加点を許しません。

打線は反撃の糸口を模索しますが、中盤は小刻みな継投の前にことごとく反撃を退けられる歯がゆい展開となります。

7回に阿部の打球が遊撃手･内村の失策を誘って出塁し、その後2死3塁としますが、あと一本が出ずに得点には至りません。

8回からは、4番手･岡本篤がマウンドへ。岡本篤は2死1,3塁としましたが、懸命の投球でピンチを脱出。9回には、5番手･岸が投手リレーのバトンを受け、粘り強く相手打線の攻撃を封じます。

逆転勝利を懸けて臨む最終回の攻撃、途中出場の8番･細川が四球を選んで出塁した後、栗山の安打と中島への死球で2死満塁とします。すると、4番･フェルナンデスが押し出しの四球を選んで3対4。1点差に詰め寄って劇的な勝利への気運が高まりましたが、後続が封じられて万事休す。相手の継投の前に反撃をかわされてしまいました。

今日の敗戦で2位に転落してマジックが消滅してしまいましたが、首位とのゲーム差は0.5。優勝への望みが消えたわけではありません! 優勝を信じて、残り試合を全て勝ち抜きましょう!

今日はもうちょっといけるかなという感じだったけど、今年を象徴しているような試合だった。満塁のチャンスが何回かあって、そこで1本が出れば良かったけど。

プレッシャーはあったと思うけど、普通に出来ていれば勝てたと思う。勝つチームというのはこういう時に普通に出来るしね。

今年はとてもタフなシーズンだから、こういう中で選手達がしっかりと仕事をすれば自信に繋がると思うし、本物のプロの選手になっていくためには、ここで頑張らないといけない。これから3試合は総力戦です。