試合情報

昨日の試合では真っ向勝負の打ち合いを制し、優勝戦線から頭一つ抜け出した結果に。今日の試合ではエース･涌井をマウンドに送り、リーグ制覇をさらにたぐり寄せる勝利を目指します。

初回、涌井は先頭の西岡に三塁打を打たれると、1死から井口に適時打を打たれ先制を許します。なおも2塁に走者を置きましたが、力溢れる投球で後続を退け、最少失点で切り抜けます。

しかしその裏、すかさず打線が反撃。2番･栗山が二塁打を放ち、3番･中島と4番･フェルナンデスが死四球を選んで満塁とすると、2死から6番･高山が適時2塁打を放ち2対1。「何も考えず集中して思い切っていきました」という高山の一打で逆転に成功します。

涌井は2回、3回と落ち着いたマウンドさばきで相手打線を封じ込め、尻上がりに調子を上げていきます。

追加点が欲しい打線は3回、中島とフェルナンデスの連打でチャンスメイクすると、1死から高山が再び適時打を放ち3対1。「ランナーを還すことに集中していきました」という気持ちが2打席連続適時打を呼び、試合の主導権を握ります。

さらに得点を挙げたいところでしたが、中盤は相手の継投策の前に攻撃を食い止められます。一方、涌井は中盤に入っても冷静な投球を見せて、決して得点圏に走者を進めない安定感を披露。

涌井は7回まで3イニングス連続で3者凡退に抑える好投を見せましたが、8回からは継投策へ転じます。涌井は7回を投げて投球数98、被安打3、奪三振5、与四死球1、失点1の好内容で試合を作りました。2番手･藤田は走者こそ出したものの、力強い投球で後続を封じて反撃の糸口を与えません。

直後の8回裏、先頭の7番･坂田が死球で出塁すると、ベンチは1点を奪うべく素早く動きます。代走に佐藤を送り、代打･大島が安打を放つと、9番･細川の犠打でチャンスを広げます。すると、片岡の打球が処理される間に、佐藤が生還して4対1。待望の追加点を奪います。

最終回は、守護神･シコースキーがマウンドへ。必死の反撃を見せる相手打線の前に1点を失いましたが、気迫の投球で反撃を断ち切りました。

中盤以降は辛抱強くリードを守る展開になりましたが、スタンドを埋めたたくさんのファンに後押しされ、チーム一丸となって上位を争うマリーンズに連勝。帆足が先発する明日の試合でも勝利を目指し、熱い声援を送るファンとともにシーズン終盤を勝ち抜きましょう!

-ナイスバッティングでした。

(高山)ありがとうございます。

-まずは初回の逆転タイムリーから振り返っていただきたいのですが、2アウト満塁と良いところで回ってきましたね。

(高山)昨日活躍した中村が三振して、良いところで回ってきました。

-思い切りよく初球からいきました。

(高山)何も考えず無心で振り抜きました。

-打った瞬間の手応えはいかがでしたか？

(高山)低めのボール球だったですが、手応えは良かったです。

-昨日は一発攻勢で逆転勝ち。今日は高山選手の3打点で逆転勝ち。「一振りで決めるぞ」という集中力が見えますが。

(高山)みんなこの暑い中戦っているので、集中してやっている結果だと思います。

-今日はこの暑い中、33,920人。今シーズン最多のファンの方が入場しました。

(高山)この暑い中ありがとうございます。

-最後にライオンズファンの皆さんに、優勝に向けてメッセージをお願いします。

(高山)今日もたくさんのファンの皆さまが応援に来てくださってありがとうございます。これからも選手とファンの皆さまが一丸となって戦っていきましょう!!

-続きまして14勝目を挙げました涌井投手です。ナイスピッチングでした。

(涌井)はい。ありがとうございます。

-今日のピッチングを振り返って、いかがでしたか？

(涌井)相変わらず立ち上がりが悪いので、反省しています。

-1回の裏に味方が逆転してくれてからは良いリズムで、3回以降はノーヒットでしたね。

(涌井)ワンピース会の高山さんがすぐに逆転してくれたので、僕が頑張ろうと思って投げられました。

-今日は約1ヶ月ぶりの勝利となりましたが、西武ドームでの1ヶ月ぶりの勝ち星の味はいかがでしょうか？

(涌井)1ヶ月チームに迷惑をかけていたので、勝ててホッとしています。

-最後に終盤に向けて、ファンの皆さんにメッセージをお願いします。

(涌井)今日マジックが点灯するかもしれないので、みんなで祈りましょう。

しんどいゲームでしたけど、最終的にはうちの形で勝利出来たことが大きかったです。

ワク(涌井投手)は、ここのところなかなか勝ち星に恵まれず、責任感が強いのでフラストレーションが溜まっていたと思います。今日も状態は良くはなかったですが、初回の1点だけでゲームを作り、終盤まで持ち込んでくれたので、しっかり仕事をしてくれました。

久(高山選手)が今日はカバーしてくれました。
2アウトになってから大事なところで打ってくれたのが良かったと思います。
打線は序盤良い形で点を取りながら、中盤はなかなか点が取れませんでしたけど、最後あの1点を取ってくれたことは大きかったです。

今年1年間、共に闘って来てくれたファンの皆さんの為にも、これから変なゲームは出来ません。