

vs 東北楽天 第16回戦
昨日の試合では相手先発・唐川を最後まで攻略することができず、投手戦を落としてしまったライオンズ。今日からのライオンズ・クラシック 2010最終章、本拠地・西武ドームにイーグルスを迎えての3連戦初戦で何としてでも連敗を止めたいところです。先発マウンドには、前回登板で8回1失点と好投を披露した平野を送り込み、連敗阻止を託します。
しかし平野は初回、先頭の聖澤に二塁打を打たれるなどして、いきなり3塁に走者を背負うと、鉄平に犠飛を浴びて1点を先制されてしまいます。
さらに2回にも中村紀に無死1塁から13号2点本塁打を放たれ、0対3。序盤で3点を失う苦しい立ち上がりとなってしまいます。
一方の打線はイーグルス先発・永井の前に、4回まで7番・高山が放った二塁打1本に抑えこまれてしまい、反撃の糸口をつかむことができず。1点が遠い展開となります。
4回に嶋の適時打で1点を失った平野は、5回も連打でピンチを背負うと、代わった2番手・野上もこの流れを変えることができず、この回5点を追加され0対9。一気に突き放されてしまいます。
しかしその裏、打線が奮起。先頭の5番・フェルナンデスが6号ソロ本塁打を放ち、1対9。さらに6番・大島、代打・上本の2本の安打などでチャンスを拡大すると、1番・片岡の犠飛、2番・栗山の適時打で2点を追加し、3対9と追撃の姿勢を見せます。
ここから一気に差を縮めていきたいところでしたが、直後の6回、先頭の内村に安打を打たれるなどして満塁とされると、草野に今日5打点目となる2点適時打を浴びて3対11。再びリードを広げられ、試合の主導権を奪い返せません。
連敗ストップへ向け、何としても反撃したい打線も、6回以降はイーグルスの継投の前に封じられ、その間わずか1安打に封じ込まれてしまいます。
7回以降は3番手・小野寺から長田、岡本篤とつないで相手の追加点を封じ、迎えた最終回。最後の最後に「逆襲の獅子」のごとく試合をひっくり返したいところでしたが、ここも3人で攻撃を終え、ゲームセット。連敗は7となってしまいました。
なかなか悪い流れを断ち切ることができませんが、渡辺監督も「流れは良くないけど、これで終わりではない。何とかひとつの勝ちにこだわりながらやっていくつもり」と、しっかりと前を見据えています。明日の先発はエース・涌井。エースの快投で必勝を期し、再び上昇気流に乗っていきたいところです!!
渡辺監督コメント
連敗中は競ったゲームを落としきて、今日は序盤から完璧にいかれてしまっていた。流れは良くないんですけど、これで終わりではないし、何とかひとつの勝ちにこだわりながらやっていくつもりでいます。
3回の攻撃で点が取れれば多少展開も変わってきただろうけど、結果的に取れなかった。その後は何とか抑えていかなくちゃいけなかったと思う。
負けが込んでくると何とかしようという焦りが出てきて、プレッシャーもかかってるとは思うんだけど、もうちょっと気持ちを切り替えて野球を楽しくやろうよという感じでいきたいと思います。