試合情報

終盤の集中打でホークスを振り切り同一カード3連勝で首位を奪還したライオンズは、今日から仙台でイーグルスとの3連戦。星を取りこぼさずに勝ち星を積み重ねていきたい初戦のマウンドには、自身の連敗ストップを狙う許が上がりました。

初回に無難な立ち上がりを見せた許は2回、2者連続安打を許し無死1,3塁のピンチ。しかしここから粘りの投球を見せ、後続を断ちきり本塁への進入を許しません。続く3回も1死から不運な形で走者を許しますが、続く鉄平を1球で併殺打に抑え込み、流れをライオンズに引き寄せます。

すると序盤3回まで1安打に抑えられていた打線がイーグルス先発･岩隈に襲いかかります。先頭の3番･中島が放った打球は今季14号ソロ本塁打となり、1対0と先制に成功。続く4番･フェルナンデスにも2者連続となる今季4号ソロ本塁打が飛び出して2対0とすると、1死から6番･大島、7番･浅村の連打で追加点を挙げ、その後1番･片岡にも適時打が飛び出し、4対0と打者一巡の猛攻でリードを広げます。

さらに6回には「すべての打席で積極的に打ちにいこうと思っていました」という浅村が2番手･山村から左中間席へ嬉しいプロ初アーチとなる1号ソロ本塁打を放ち、5対0。続く7回も攻撃の手を緩めることなく、日本球界に復帰した藪などを攻め立てて4点を追加し、9対0と大きくリードを奪います。

一方、打線の援護に恵まれた許はほぼ毎回走者を出しますが、闘志みなぎる投球で得点を許さず、7回107球で被安打8、奪三振2、与四球2、無失点という素晴らしい投球内容。8回からはマウンドを中継ぎ陣に託します。

8回から2番手として登板したルーキー･岩尾はほろ苦いデビューとなりましたが、3番手･小野寺が無死満塁から犠飛で1点は許すも後続を抑え込み、見事な火消し役を果たします。最終回は4番手･土肥が無失点に封じ、9対3で試合終了。4連勝を飾り、2位･ホークスとのゲーム差も1.5に広げました。

許は6月27日バファローズ戦以来の6勝目。チームも岩隈から今季初の勝ち星を奪うなど、終始ライオンズペースで試合を展開することが出来ました。明日は平野がイーグルスとの今季初対戦。この連勝を今季最多の5と伸ばし、首位をガッチリキープしていきましょう!

－プロ2年目で、プロ初ホームランおめでとうございます。

(浅村)ありがとうございます。

－打った感触はいかがでしたか?

(浅村)完璧でした。

－スタンドに入った瞬間はどんな気持ちでしたか？

(浅村)今考えてみると、忘れています。

－ベンチでは仲間からすごい勢いで迎えられていましたが、何と声を掛けられたのでしょうか?

(浅村)「おめでとう」です。

－今日は8試合ぶりのスタメン起用となりました。どんな気持ちで試合に臨んだのでしょうか?

(浅村)全然まだまだ未熟な僕ですが、スタメンで使ってもらっていただき、今日は絶対に積極的にミスしても良いので、思い切ってやろうと思って、出来ました。

－2打席目には岩隈投手からタイムリーヒットを放ちました。自信につながったのではないでしょうか?

(浅村)これからの自信につながりました。

－これでチームは4連勝となりました。最後に明日に向けての意気込みをお願いします。

(浅村)チームも良い雰囲気でやれていますので、明日からももっと勝てるように頑張りたいと思います。

4回の攻撃は、ホームランの後、攻撃が終わらず集中打となって追加点が取れたのがよかったね。相手は良いピッチャーだったからね。

浅村は、タイムリーヒットもホームランもそうだったけど、思い切りがいいのが彼の良いところだね。若い選手だから日本を代表するピッチャーの球を見せようと思って今日はスタメンで起用しました。

ミンチェは、このところ勝ちがなかったので、期するものがあったと思う。今年は巡り合わせもあるんだけど、初めて沢村賞投手に投げ勝ったね。自信にしていい。今日は気持ちが入っていたね。