試合情報

7月は9勝13敗と苦しい戦いを強いられたライオンズ。逆襲を仕掛けていきたい8月初戦のマウンドには今季ファイターズ戦負けなしの帆足が上がりました。

その帆足は初回を3者凡退に抑える上々の立ち上がりを見せます。すると打線は2回、ファイターズ先発･八木に対し2死から8番･佐藤が安打で出塁すると、続く細川が右翼席へ7号2点本塁打を放ち2点を先制します。その裏、帆足は安打と四球で1死満塁のピンチを背負いますが、ここを併殺に仕留めてピンチを脱します。

続く3回も、打線はつながりを見せます。2番･平尾からの連打で無死2,3塁とチャンスを作ると、続く中島の2点適時三塁打で2点を追加。さらに5番･フェルナンデスの犠飛、6番･ブラウンの19号ソロ本塁打で6対0。この回6安打を集中させ序盤から圧倒的な展開を繰り広げます。

大量援護をもらった帆足は、3,4回と3者凡退に抑え、5回には2死から安打を許すも、後続を断ち切り、通算1000投球回を達成します。
節目となる記録を達成した帆足でしたが、6回に突如ファイターズ打線に捕まります。安打と死球で1死満塁のピンチを迎えると、糸井に走者一掃の3点適時三塁打を浴びると、さらに陽にも適時二塁打を浴びて6対4。ここで登板した岡本篤が後続を落ち着いて打ち取り、ファイターズの反撃を断ちます。

再び突き放していきたい7回。1死1塁の場面で雨脚が強くなり、試合は15分間中断。その後、試合は再開しましたが、後続が打ち取られて無得点。その裏、先頭の金子誠に安打を浴びたところで、マウンドには工藤が上がりますが、適時打を許し1点差となると、4番手･長田も犠飛を許し6対6の同点に追いつかれてしまいます。

両チーム勝ち越し点を奪えないまま、迎えた9回。相手の失策と四球で1死1,2塁と勝ち越しのチャンスを演出すると、8番･佐藤が今日4安打目となる適時打を放ち、7対6。待ち望んだ勝ち越し点を奪取します。
その裏マウンドに上がったシコースキーは、連打で1死1,2塁のピンチを迎えますが、力強い投球で後続を締めて、ゲームセット。4時間を超える死闘に終止符を打ちました。

3回までに6点を挙げたものの、それ以降は抑え込まれていましたが、最終回に佐藤が勝ち越し打を放って勝利。ライオンズの底力を見せつけました。明後日からは京セラドームでバファローズとの3連戦です。最終回に勝ち越した勢いを手に、バファローズを圧倒しましょう!!

－ナイスバッティングでした。

(佐藤)ありがとございます。

－9回2死1･2塁の場面でした。あの場面はどんな思いで打席に入りましたか？

(佐藤)今まで得点圏であまり打っていないので、何とか試合を決める一打を打ちたいなと思って入りました。

－打球がレフトを越えた瞬間はどんな思いでしたか？

(佐藤)ホッとしました。

－今日4安打という事なんですが、菊地投手とは去年3打数2安打。今日も2打数2安打という事で、相性の良さみたいなものはありましたか?

(佐藤)いえ、たまたまだと思います。

－今日4安打という事なんですが、ご自身のバッティングの調子というのはどうでしょうか？

(佐藤)たまにスタメンで使っていただいているんで、その中で本当に良い結果を出そうと思ってやってますんで、たまたま良かったと思います。

－チームもこれで連敗を阻止という事で、貯金を増やしました。来週からオリックス戦が始まりますけれども、改めてファンの方へメッセージをお願いします。

(佐藤)これから本当に一つ一つが大切になってきますんで、僕らは本当に一丸となってがんばっていきます。皆さんの熱い声援をよろしくお願いします。

6対0とリードしていたので、そのまま行かなくてはいけない展開だったんだけどね。しんどかった。

6回、小谷野にデッドボールの後、きっちりゲッツーが取れていればあの4点は取られていなかった。

博嗣（平尾）、友亮（佐藤）が良い仕事をしたね。
友亮はチャンスメイクから、最後は自分で決めたしね。

2連戦の初戦を落としたんで連敗の可能性もあったんだけど、どうにか踏ん張った。

最後、シコースキーはランナーを出してもきっちり抑えるピッチャーなんでその辺は心配していなかった。
8月に入り、いいスタートが切れたけど、この後も、ピッチャー含め、ディフェンスの部分で一つ一つやるべきことをしっかりやっていけば、大崩れはしないと思うので。