

vs オリックス 第11回戦
昨夜のゲームは9回にブラウンが起死回生の逆転本塁打を放って、劇的な勝利を収めたライオンズ。この逆転劇の勢いを生かして、波に乗っていきたいところ。マウンドには今季先発初勝利を目指す、野上が上がりました。
打線は初回、バファローズ先発・長谷川から先頭の片岡が四球を選び、すかさず今季36個目の盗塁を成功させてチャンスを広げると、1死から3番・栗山が左中間を破る適時二塁打を放ち、1対0と先制に成功します。
しかし、援護点をもらった野上はその裏、1死2塁から後藤に適時二塁打を打たれると、北川に2点適時二塁打、さらにバルディリスに適時打を浴びるなどして1対4と逆転されてしまいます。
すぐさま反撃に転じたい打線は2回、安打と死球で1,2塁とすると、続く9番・坂田が振り抜いた打球は右翼席へ。「ランナーを還すことだけを考えてコンパクトに振ったら、見事に当たりました」という2試合連続の今季2号3点本塁打で、4対4の同点に追いつきます。
その裏、2死2塁から適時二塁打を打たれて4対5と勝ち越しを許しますが、直後の3回に4番・中島、5番・高山が連打でチャンスを作り、6番・ブラウンが適時打を放って同点、さらに8番・細川の適時打で6対5と勝ち越しに成功します。
その裏、2番手・岡本篤がマウンドに上がりましたが、連打で6対6の同点とされると、4回にはカブレラの適時打で6対7。再び勝ち越しを許してしまいます。
しかし5回、無死2塁からブラウンの適時二塁打で7対7の同点とし、なおも2死満塁のチャンスを作ると、2番・原の走者一掃となる3点適時二塁打が飛び出し、10対7。ようやくバファローズを突き放します。
リードを守りたいライオンズは6回以降継投策に入り、6回は3番手・小野寺、7回は4番手・長田がそれぞれ無失点に抑えます。
打線は8回に相手の4番手・古川を揺さぶって2死2,3塁から暴投で1点を追加し、投げては8回裏を5番手・藤田が3者凡退。最終回もシコースキーが3人で打ち取り、両チーム計30安打の乱打戦を11対7で制し、2番手・岡本篤が6年ぶりの白星を手にしました。
明日は平野が今季初先発のマウンドに上がります。この2試合で18得点を挙げた好調な打線が平野を早々に援護し、下位とのゲーム差をさらに広げていきましょう!
今日のヒーローは5回に走者一掃のタイムリー2ベースを放ちました、原選手です!!
-ナイスバッティングでした。
(原)ありがとうございます。
-序盤はすごい乱打戦だったのですが、あの場面を思い返していただきたいと思います。連続2ベースでまず、チームは同点に追いつきましたね?
(原)はい。みんながつなげてくれたので、何とかここで自分が打たないとと思って、打席に立ちました。
-原選手の前が、連続フォアボールで満塁になりました。そして打席にはどんな気持ちで入りましたか?
(原)みんながつないでくれたので、さっきも言ったのですが、絶対に打ってやろうという気持ちで打席に入りました。
-初球がボール、そして2球目でしたね?
(原)甘いボールが来たら打とうと思っていたので、それが良い形になって良かったです。
-改めて伺いますが、打った球は何ですか?
(原)真っ直ぐです。
-手応えはどうでしょう?
(原)外野手が前で守っていたので、何とか抜けてくれるんじゃないかなと思って走りました。
-これが相手にとっては大きな3点差となったわけですが、気持ち的には、「やったー」という感じですか?
(原)3点差というのがずっと無くて離せたので、すごく良かったと思います。
-原選手にとっても1週間ぶりのヒットとなりましたし、チームもこれで昨日の逆転劇、そして今日は接戦をものにしての連勝です。
(原)今、打撃はみんな調子がいいので、このまま乗っていきたいと思います。
-今日は2位のマリーンズ、そして3位のホークスが敗れていますから、ライオンズからすると、再び独走態勢に持ち込みたいですね?
(原)このまま連勝して、もっと差を広げていきたいと思います。
-明日もゲームがあります。最後にライオンズファンに向けて意気込みを一言お願いします。
(原)アウェーですけど、こんなにお客さんが来てくれているので、明日も何とか勝って、みんなで喜び合いたいと思います。
-5回に見事なタイムリー2ベースを放ちました原拓也選手でした!
渡辺監督コメント
今日、皆気持ちが入っていた。ある程度こういう展開になることはゲームプランの中に入っていた。
野上は勝負にはいっているけどね。太陽には昨日すぐ話をして変わってくれたね。
坂田は今ライオンズの起爆剤となっている。1軍で結果を出しているところは評価したいね。左投手に対してもファームで結果を出しているしね。
原は序盤にミスがあったけど、タイムリーを打った打席は良かったね。序盤のミスは帳消しにするよ。