試合情報

ジャイアンツ投手陣の前に悔しい完封負けを喫してしまい、対戦成績を1勝2敗としてしまったライオンズ。デーゲームで2位・マリーンズが勝っているため、何としても連敗は阻止したいところ。先発のマウンドには前回のジャイアンツ戦で9回1失点の完投勝利と素晴らしい投球を見せた岸が上がりました。

その岸は初回、先頭から2者連続三振を奪いますが、続く小笠原に通算350本塁打となる13号ソロ本塁打を左翼席に放り込まれ、0対1と先制を許してしまいます。打線は直後の裏の攻撃で、2死満塁のチャンスを作りますが、後が続かず走者を本塁へ還せません。

点差を保ちたい岸でしたが3回、ラミレスの2試合連続となる18号2点本塁打を左翼席に運ばれ、0対3と差を広げられてしまいます。

しかし岸はその後立ち直り、テンポの良い投球で4回から3イニングス連続で3者凡退。リズムを取り戻します。

毎回のように走者を出すものの本塁が遠かった打線は6回裏、併殺打後の2死から得点を生み出します。ジャイアンツ2番手の久保に対し、5番・ブラウンがこの試合2本目の安打を左前へ運ぶと、「前の打席でファーストストライクを見逃していたので積極的にいきました」という6番・高山が右中間を真っ二つに切り裂く適時二塁打を放ち、1対3とします。

味方が差を詰めてくれた岸でしたが直後の7回、2死1,2塁からラミレスに左翼線を破られる2点適時二塁打を浴び、1対5と差を広げられてしまいます。

残す3回の攻撃で何とか反撃を見せ、同点、逆転としたいところでしたが、ジャイアンツ投手陣の継投の前に得点をスコアボードに入れることが出来ず、1対5で試合終了。

先発した岸は、6回2/3、127球を投げ、被安打6、奪三振10、与四球5という投球内容でしたが、ジャイアンツ戦で自身初黒星を喫してしまいました。

両リーグの首位対決として注目を浴びたジャイアンツ戦で悔しい連敗を喫し、1勝3敗と負け越してしまったライオンズ。2位・マリーンズにも0.5ゲーム差と詰められてしまいましたが、気持ちを切り替えて、明後日からのホームにベイスターズを迎える2連戦に臨みたいところです!

ジャイアンツは、岸にあれだけやられていたので、ものすごい気迫があったよね。それがウチと違うところ。

今までは低く投げられていたけど、今日は高めに浮いたところを一発で仕留められた。今まではそういう球を打ち損じていたんだけど、今日は完璧にやられてしまっていた。

シュートを投げるピッチャーに対して、シュートに踏み込んでいけばシュートを投げたくなくなるだろうし、今日はそういう気持ちの部分で負けていたんだと思う。