

vs 横浜 第2回戦
昨日の試合では涌井の投打に渡る活躍もあって14安打12得点と圧勝を収めたライオンズ。涌井の好投に続くべく、先発のマウンドには安定感抜群のピッチングを続ける帆足が上がりました。
その帆足は初回、先頭の石川に四球を与え犠打を決められると、内川に放たれた当たりは右中間へ。一時は本塁打と判定されるもビデオ判定に持ち越されて適時二塁打となり、0対1と先制を許してしまいます。
反撃に出たい打線は、3回、先頭の1番・片岡が今日2本目の二塁打で得点圏に進むと、2番・栗山が放った打球は距離を伸ばしながら右翼席へ。栗山の第2号2点本塁打で2対1と逆転に成功します。なおも代わった2番手・真田に対し、1死から4番・中村が思い切り振り抜いた打球は、大きな放物線を描いて左中間席上段へ。「今年1番のあたりがでました」と中村自身も満足のいく2試合連続の今季11号ソロ本塁打で、3対1と点差を広げます。
援護点をもらった帆足でしたが、直後の3回裏、1死から石川に三塁打を放たれてピンチを迎えると、続く下園の打席で暴投を喫し、1点を返されて3対2とされます。
流れを引き寄せたい打線は5回、先頭の栗山が安打を放ち、1死後に中村が放った打球は高く舞い上がりレフトポールギリギリへ。これもビデオ判定に持ち込まれますが判定は本塁打のまま変わらず。中村の2打席連続となる第12号2点本塁打で5対2と引き離します。
再び援護をもらった帆足でしたが、その裏2死1塁とされると、守備の乱れの間に1点を返されて5対3。さらに6回には帆足の後を受けた救援陣が金城の1号ソロ本塁打、下窪の適時打で2点を返され、5対5の同点に追いつかれてしまいます。
しかしその後救援陣は立ち直りを見せて相手の勝ち越しを防いでいき、迎えた9回の攻撃。先頭・中島があともう少しで本塁打という大きな二塁打を放って進塁。その後2死とされますが、ここで6番・高山がライトへ値千金の適時打を放ち、6対5とついに勝ち越します。
その裏、マウンドに上がったシコースキーは走者を出すも無失点に抑えてゲームセット。接戦を制して連勝を飾り、敗れた2位・マリーンズとのゲーム差も1.5に広げて首位の座を固めました。
明後日からは約2週間ぶりのホームゲームを迎えますが、その初戦は大宮球場でのスワローズ戦です。まだまだ勝利を積み重ね、そのまま首位独走態勢へと入っていきましょう!!
今日のヒーローは高山久選手です!!
-9回表、勝ち越しのタイムリーを打ちました高山選手、おめでとうございます。
(高山)ありがとうございます。
-2アウト、ランナー2塁での打席、どんな狙いで入りましたか?
(高山)7回に満塁の場面で凡退しているので、なんとかしたいという気持ちで、早いボールに合わせて思いっきりいこうと思いました。
-2ストライクと、追い込まれていましたが?
(高山)それは関係なく気持ちで、どうにかしようと思っていました。
-今年は高山選手、プロ11年目でご自身初めての開幕戦スタメンもつかみ取りました。今日の試合だけでなく、勝負強さをたくさん見せてもらっています。今年の高山選手は違うなという気がしているのですが?
(高山)違うんですか?自分では分からないですけど、違う自分を見せられて今のところ良いと思います。
-高山選手の勝ち越しタイムリーで、今日もライオンズは首位をがっちりキープしました。
(高山)まだ先は長いので、これからです。
-そして4時間を超える熱戦の中、ライオンズファン、今日もたくさん、勝利の瞬間まで残ってくれています。ライオンズファンの皆さんにメッセージをお願いします。
(高山)これからまだ先は長いですけど、熱い戦いをしていくので、熱い声援をよろしくお願いします。
-今日のヒーローは、9回に勝ち越しのタイムリーを打ちました高山久選手でした!
(高山)ありがとうございました!
渡辺監督コメント
今年(チーム)初のビデオ判定もあってみんな疲れたでしょ。
最後高山はよく打ったと思う。
先発の帆足はリズムが悪すぎた。
球場の狭さを意識したせいか低め低めを攻めてボールになった。
中村は球場の相性が良いね。
チームは雰囲気も良かったがシーソーゲームで終盤も苦しかったけど最後の3イニングは0点で抑えられて良かった。