

vs 福岡ソフトバンク 第9回戦
昨日の試合では許の力投も及ばず、惜しくも敗れて連勝が3でストップしたライオンズ。交流戦前最後のこの試合に勝利して弾みをつけたいところ。必勝を期すべく、マウンドにはここまで防御率1.29、現在3連勝中の帆足、ホークスの先発は小椋で試合は始まりました。
その帆足は先頭の川崎に味方の失策を許すと、犠打で得点圏に進められてしまいますが、落ち着いて後続を封じて先制を許さず。
しかし2回にホークス打線につかまり、1死から四球と二塁打で2,3塁とされます。続く柴原は内野ゴロに打ち取りますが、この間に3塁走者の生還を許し、1点を先制されてしまいます。
帆足をもり立てるべく、打線は3回表に奮起。2死から1番・片岡が思い切りよく引っ張った打球は、距離を伸ばして左翼席へ。片岡の今季3号となるソロ本塁打で1対1と同点に追いつきます。
さらに5回、1死から7番・阿部、8番・細川が連打で出塁してチャンスメイクすると、9番・大崎が弾き返した打球は左前適時打となり、2対1と勝ち越しに成功。「高目でしたけど思い切り振り抜きました」という積極性が功を奏し、力投を続ける帆足を援護します。
リードをもらった帆足はその裏、2死から死球と安打で1,3塁とピンチを迎えてしまいますが、小久保を直球でねじ伏せて無失点に封じます。
追加点を挙げて試合を優位に進めたい打線は、6回にも小椋に襲いかかります。2死から安打と四球で1,2塁とすると、「積極的に打っていきました」という阿部が放った打球は右中間を真っ二つに破る適時打となり、2点を追加。4対1とホークスをさらに突き離します。
貴重な援護点をもらった帆足は、その後も尻上がりに調子を上げていき、6回、7回はいずれも3者凡退。8回には1死からオーティズに二塁打を打たれますが、落ち着いて後続を抑えます。
最終回には、5月4日以来の登板となったシコースキーがマウンドに上がり、2人の走者を出すも、後続を抑えて試合終了。帆足は8回を117球、被安打4、奪三振3、与四死球3、失点1という左のエースの名に恥じない堂々とした内容で、今季5勝目を挙げました。
投打がかみ合ったライオンズは12日からの交流戦に備えます。上位3チームが首位の座を奪い合う激戦が続きますが、この交流戦で白星を積み重ね、王座奪還へ突き進んでいきましょう!
今日のヒーローは自身4連勝、5勝目を挙げました帆足投手です!!

-ナイスピッチングです。
(帆足)ありがとうございます。
-今日ご自身で振り返りまして、ここまで防御率1位という中、今日も8回を投げて失点1、振り返ってみていかがでしょうか?
(帆足)今日交流戦前の区切りで最後の試合ということで、絶対に勝ちたいなと自分に強いプレッシャーを掛けて投げました。
-今日のゲーム、先制を許してしまったんですけれども、失点もゴロの間でしたし連打を与えない、これも大きかったんじゃないですか?
(帆足)今日は取られてすぐに片岡が打ってくれてあれですごく楽になりましたし、野手の皆さんが本当、しっかり守ってくれたので投げやすかったです。
-今日は地元福岡での先発でしたけれども、ヤフードームでの先発は昨年以来1年ぶりになりましたが、なかなか勝てないといわれている中でこれでヤフードーム2連勝ですね?
(帆足)今日は母の日なので勝てて良かったです。
-これで母の日も実は2連勝になるんですよね?
(帆足)はい。ここでやるときは母の日に投げられるようにします。
-ここで一言お母様にいかかでしょうか?
(帆足)いや、全国のお母さんに良いですか。・・・やっぱりやめときます。恥ずかしいので。
-今日の勝ちはチームにとっても大きかったと思うんですけど、交流戦前の同一カードを2勝1敗で終えることが出来ましたし、勝ちで終えるということがチームにとっても交流戦、良いスタートが切れるんじゃないでしょうか?
(帆足)そうですね、やっぱりホークス打線もすごく好調だったので、それを涌井と許さんがしっかり抑えてくれていたので、僕もそれに負けじと投げることが出来ました。
-では、最後に交流戦に向けての抱負をお願いします。
(帆足)一戦一戦全力で、勝ちにいきたいと思います。応援よろしくお願いします。
-ナイスピッチングでした。帆足投手でした。
渡辺監督コメント
帆足は味方が点を取った後しっかり抑えて流れを渡さなかったね。
ランナーは出すけど、その後粘り強く投げられたね。
打線も下位打線がよく機能してくれた。ブラウンはリフレッシュも兼ねて休ませた。