

vs北海道日本ハム 第19回戦
中村が2年連続の40本塁打を記録するなどして、天敵・杉内を打ち崩したライオンズ。今日からは札幌ドームに舞台を移し首位ファイターズとの3連戦。初戦のマウンドにはエース・涌井が上がりました。
先制点を涌井にプレゼントしたい打線は3回まで、走者を出すものの打線が続かずファイターズ先発・武田勝から得点を挙げることが出来ません。
一方、2回まで要所締めてファイターズ打線を抑えていた涌井は3回、安打と2つの四球などで2死満塁のピンチを招いてしまいます。すると稲葉に右翼手・G.G.佐藤の頭上を越える走者一掃の適時三塁打を打たれてしまい、0対3と先制を許してしまいます。
少しでも早く差を縮めたい打線は直後の4回、先頭の5番・後藤と7番・佐藤の安打で1死1,2塁のチャンスを作ります。ここで、昨日攻守で活躍した8番・銀仁朗が右中間を破る適時二塁打を放つと9番・原にも適時打が飛び出し2対3とすぐさま1点差と詰め寄ります。
さらに続く5回、先頭の2番・栗山が武田勝から12号ソロを右中間席に運び3対3の同点とします。さらに2死1塁から6番・G.G.佐藤が今月7本目となる22号2ランを左翼席に突き刺し、とうとう5対3と逆転に成功します。
打線の援護を受けた涌井は尻上がりに投球が良くなり、7回には1死から糸井に二塁打を打たれるも、この試合2安打を打たれている二岡と代打・坪井から連続三振を奪いファイターズ打線に得点を許しません。
打線はファイターズ投手陣を攻めきれず追加点を奪えませんが、涌井が8回を打者3人で抑え2点差のまま最終回を迎えます。最終回のマウンドにも上がった涌井は1死からスレッジに二塁打を打たれはするも、後続を打ち取り試合終了。
涌井は9回を投げきり、124球、被安打5、与四球3、奪三振5、失点3の投球内容で完投勝利を挙げ、15勝でハーラートップタイに並びました。さらに今季通算189奪三振で再び奪三振数でリーグトップに再び立ちました。
首位ファイターズとの3連戦の初戦をエースで勝利したライオンズ。連勝を積み重ね3位イーグルスとの差を出来るだけ詰めて、今週末のイーグルスとの直接対決に臨みたいところです!
今日のヒーローはG.G.佐藤選手です!!
-ナイスバッティングでした
(G.G.佐藤)ありがとうございます。
-まずは、5回の決勝ホームランですけども感触はどうでしたか?
(G.G.佐藤)追い込まれていたんでとにかく三振だけしないように心掛けて打ったんですけど、よく飛んでくれました。
-レフトの森本選手がほとんど動けない素晴らしい当たりでしたが、打って回った感じはいかがでしたか?
(G.G.佐藤)結局決勝点になってくれたんで今思えば凄く嬉しいです。
-今日はエース涌井投手が先発で3回に3点を先制される展開でしたけど、チームの雰囲気はどうだったんでしょう?
(G.G.佐藤)とにかく涌井が投げるときは絶対に勝たないといけないんで、逆転してやろうという気持ちはありました。
-その後逆転しまして、連勝という形になりました。これでチームは再び貯金1と良い流れで3位イーグルスを追っていけると思うんですが?
(G.G.佐藤)とにかく1戦1戦勝っていくしかないんで、とにかく明日も勝てるように頑張ります。
-明日も同じカードが続きます。ファンの皆さんに向けてメッセージをお願いします。
(G.G.佐藤)相手は首位の北海道日本ハムファイターズなんで、チャレンジする気持ちを忘れずに一生懸命頑張ります。応援よろしくお願いします。
渡辺監督コメント
涌井は慎重になっていた。3回はフォアボールが絡んで、1発で仕留められてしまったけど、すぐに2点取り返して逆転までもっていった。
涌井としてはよしここからという気持ちになれたと思う。
球数は124球投げたけど少ないイメージがあったね。
仙台の夜の風が心地良くなっても困るしね。