

vs北海道日本ハム 第18回戦
昨日は本塁打攻勢で圧倒し、首位・ファイターズを相手に連勝を飾ったライオンズ。同一カード3連勝を果たしてさらに勢いをつけるべく、今日はベテランの西口を自身約1ヶ月ぶりとなる先発のマウンドに送り込みました。
その西口は初回から毎回走者を背負いますが、要所を締めて先制のホームを踏ませず。2回には内野安打と2つの四球で1死満塁とされますが、後続を打ち取り、ここを凌ぎます。
一方の打線は、今季初登板初先発のファイターズ・吉川に対し3回まで無安打に封じられましたが、迎えた4回、2番・栗山の中前安打で沈黙を破ります。すると1死後、今日1軍復帰した4番・中村が、自らの復活祝いとなる今季第37号2点本塁打を左翼席へと叩き込み、2点を先制します。
援護をもらった西口でしたが、5回、不運な内野安打をきっかけに1死1,3塁とされると、高橋の適時二塁打、スレッジの犠飛を許し、2対2の同点で追いつかれてしまいます。
さらに西口の後を受けて6回から登板の2番手・木村が7回、連打などで1死1,3塁とされると、ここで自らの暴投、さらにスレッジの犠飛を許し、2対4。終盤で2点を追う展開となります。
しかし、連勝で勢いに乗るライオンズはここから追い上げを見せます。直後の7回裏、2本の安打と四球で1死満塁と走者をためると、赤田がファイターズ4番手・建山からセンターへ犠飛を放ち、3対4と1点差に詰め寄ります。
そして迎えた8回、1死から連打で1,3塁とし、ここで5番・後藤が放った打球は右中間へ。この間に3塁走者の中島が同点のホームを踏み、さらに1塁走者の代走・大崎も気迫のホーム突入を見せ、5対4。土壇場でついに逆転に成功します。
最終回は、5番手・松永が上位打線を3人でキレイに片付け、そのまま試合終了。首位を相手に見事同一カード3連勝を飾りました。
先発の西口は5回を投げて91球、被安打7、奪三振2、与四球2、失点2と勝ち負けはつきませんでしたが、4番手として終盤1回1/3を無失点に封じた藤田が今季2勝目。松永もプロ入り初セーブを記録し、4番・中村は自身初の2年連続100打点を達成しました。
役者が揃って上昇ムードも最高潮に達しつつありますが、獅子の追い上げはまだまだ天井知らず。明日から迎える最下位・バファローズとの今季最終カードでもさらに連勝を伸ばし、上位との差を縮めていきましょう!
今日のヒーローは松永投手と後藤選手です!!



-おめでとうございます。
(松永)ありがとうございます。
-初セーブ、どんなお気持ちですか?
(松永)監督に最後を任されたので、とにかく抑えるつもりでいきました。
-1点リードで迎えた9回表のマウンドはドキドキしたのではないですか?
(松永)本当に今までで一番と言っていいくらい緊張しました。
-そんな中で素晴らしいピッチングでしたね。
(松永)野手の方が打ってくれて自分にまわってきたので、ここは抑えるしかないと思ってやりました。
-最後、稲葉選手を三振に打ち取ったときのお気持ちはいかがでしたか?
(松永)気持ちよかったです!!
-ウイニングボールはどうしますか?
(松永)今年子供が生まれたので、子供にあげたいと思います。
-ファンの皆さんにメッセージをお願いします。
(松永)これからも自分が投げるときはしっかりと抑えていきたいので、応援お願いします。
-続いて、逆転タイムリーを放った後藤選手です!!ナイスバッティングでした!!
(後藤)ありがとうございます。
-あの場面、どんな思いで打席に入ったんですか?
(後藤)みんなで繋いでくれたので、最低でも1点を取って同点にしたいと思ってバットを振りました。
-外野の頭を越えていったときは、どんな気持ちでしたか?
(後藤)無我夢中だったです。
-復帰して2ヶ月間でヒーローインタビューが6回目ですよ。
(後藤)いや、まだまだ先があるのでしっかり頑張りたいと思います。
-本当にチャンスに強いですよね。
(後藤)必死です!!
-ファイターズに3連勝です。
(後藤)僕たちはまだまだチャンスがある限り諦めません。応援よろしくお願いします!!
渡辺監督コメント
1、2戦勝ち、今日勝たないと意味がないという状況でしたので、総力戦で何とか勝ちに繋げたかったので、よく頑張ったと思います。
今日は逆転されたところで嫌な感じはあったんですけど、その後よく粘って再逆転できたので、気持ちが1つになった結果だと思います。
中村も戻ってきて直ぐに結果を出してくれたということも大きかったと思います。
後藤が長打で2人返してくれたので良かったと思います。集中して打席に入った結果良い結果が生まれたのだと思います。
松永は今年まだ日本ハム戦で投げていないので、あそこは思い切って投げさせました。
素晴らしいピッチングだったと思います。
今、良い勢いが付いているので、明日からもこの勢いを大切に戦っていきたいと思います。