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2009.08.22 SAT
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vs千葉ロッテ 第17回戦

ライオンズ・クラシック 2009 第4章の初戦を、乱打戦の末に落としてしまったライオンズ。OB・清原和博氏と渡辺智男氏の始球式で幕を開たこの試合、偉大なOB達の前で必ず白星を飾るべく、西武ドームで10連勝中の岸がマウンドに上がりました。

今季ライオンズ・クラシック 2009初登板となる先発・岸は、初回から毎回のように得点圏に走者を背負いますが、要所を締める粘りの投球でマリーンズに先制を許さず、試合のリズムを作っていきます。

しかし一方の打線も、マリーンズ先発の小野に対して攻略の糸口をつかめません。3回には安打と犠打などで得点圏に走者を進め、4回も先頭打者を出しますが、いずれもあと一本が出ず、先制点を奪うことが出来ません。

試合中盤に入っても両先発は互いに譲らず、白熱した投手戦が展開されます。岸は4回から6回までいずれも打者3人に封じてマリーンズに付け入る隙を与えず、小野も打たせて取る投球を披露。好投を見せる岸に援護を与えたいところでしたが、チャンスを作れません。

その後岸は7回、四球と安打などで2死1,2塁とされますが、西岡の放った大きな当たりを右翼手・G.G.佐藤がジャンピングキャッチ。味方の好守に助けられ、このピンチを脱します。

すると8回、1死から岸を好リードし続けてきた8番・銀仁朗が右中間を破る二塁打で出塁し、四球も絡めて1死1,2塁とします。しかし、ここでもあと一本が出ません。

このまま延長戦かと思われた9回、ついに試合が動きます。四死球と相手の失策で無死満塁とすると、マリーンズ2番手・シコースキーから5番・上本の放った打球は1塁線へ。これを一塁手・福浦におさえられますが、本塁への送球が逸れて3塁走者・原がサヨナラのホームを踏み、試合終了。上本の自身初のサヨナラ内野安打で、白熱の投手戦を制しました。

岸は9回を157球、被安打4、奪三振8、与四球7、失点0の熱投で、今季初完封。今季12勝目を飾り、西武ドームでの連勝記録も11に伸ばしました。

接戦を最高の形でものにし、チームのムードは一気に上がりました。明日の試合でも必ず白星をつかみ取ってカード勝ち越しを果たし、次カードで迎えるイーグルスとの直接対決3連戦へ向けて弾みをつけたいところです!

今日のヒーローは岸投手、上本選手です!!

今日のヒーロー、岸と上本1
今日のヒーロー、岸と上本2

-ナイスピッチングでした!!

(岸)ありがとうございます。

-終盤まで0対0できていました。どんな思いで投げていたんですか?

(岸)いつか点を取ってくれるなと思って、粘って0点に抑えていれば勝てると思っていたので頑張りました。

-球数は今シーズン最多の157球でした。

(岸)はい。

-勝星は去年の勝星に並びました!!

(岸)はい。ありがとうございます。

-どんな気持ちですか?

(岸)並んだのは嬉しいですけど、チームが勝つのが一番なので良かったです。

-良い勝ち方をして、また明日以降にも繋げたいですよね?

(岸)まだ諦められないので、ここからだと思うので、みなさんも一緒に戦いましょう!!

-そして上本選手です!!おめでとうございます。

(上本)ありがとうございます。

-ノーアウト満塁の場面、どんな気持ちで打席に入ったんですか?

(上本)固かったです。かなり力んじゃいました。

-たたきつけるバッティングで1塁の前に転がしたときはどう思いました?

(上本)やっちまったかなと思ったんですが、うまいこと跳ねてくれたので「おっ!!」と思いました。

-ホームでセーフになった時はどう思いました?

(上本)こういう事が野球をやっていて無かったので、本当に嬉しいです。

-5番バッターで、サヨナラの場面を作りましたよ。

(上本)いや、作ってくれたのは、それまでの原であったり僕の前のバッター達なので、あそこで中村剛也という駒もいたんですけど、監督にそのまま行けと言われたので思い切っていきました。

-それが良い結果に繋がりましたよね?

(上本)決して格好良くはないですけど、勝って良かったです。

-最後のファンのみなさんに一言お願いします。

(上本)残り試合はそれ程多くはないですけど、今置かれている状況を選手も良くわかっています。一戦一戦を大事に戦いますので、これまで以上の応援をお願いします。

渡辺監督コメント

お互いの先発ピッチャーが要所要所抑えて、意地と意地のぶつかり合いの見応えのあるゲームだったと思います。

なかなか点が取れない中、本当に辛抱して、終盤は球数もだいぶいっていて、ちょっと前半よりもキレがなかったのでどうなのかな、という感じだったのですが、本人(岸投手)の心が折れていなかったですし、自分で行く!とも言っていたので9回よく0点で抑えてくれたと思います。

打つほうも最後奮起してサヨナラ勝ちできて良かったと思います。

ここのところ競り合いの中でなかなかゲームを取っていなかったので、今日のゲームを取れたということは明日にも繋がっていくと思うし、今日の勝ちを勢いに繋げて戦って行きたいと思います。

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