

vs東北楽天 第8回戦
終盤の怒涛の猛攻でイーグルスを突き放し、涌井vs田中の若きエース右腕対決を制したライオンズ。約1ヶ月遠ざかっている連勝を飾って単独3位浮上を果たすべく、今日の試合に臨みました。
昨日爆発的な攻撃力を見せた打線は初回、3番・中島がイーグルス先発の永井から右中間へと運ぶ13号ソロ本塁打を放ち、幸先良く先制に成功。このまま試合の主導権を握っていきたいところでしたが、その直後、ライオンズ先発・石井一が草野に右翼席へと運ばれる5号ソロ本塁打を許し、すかさず1対1の同点に追いつかれてしまいます。
石井一を援護したい打線は2回、3回と先頭が安打で出塁しながらもあと一歩のところで永井を打ち崩せずにいましたが、4回に先頭の5番・石井義が右翼席へ今季第3号ソロ本塁打を叩き込み、2対1と勝ち越しに成功します。
2回以降立ち直った石井一は、四球こそ出すもののイーグルス打線に5回まで安打を許さず、試合のリズムを作って徐々にライオンズに流れを引き込みます。5回に安打と味方の失策で無死1,2塁とされてしまいますが、ここは女房役の捕手・銀仁朗が素早い判断で相手の犠打を失敗させ、試合の流れをライオンズにとどめて石井一を助けます。
すると迎えた終盤の8回、2死から石井義が右中間を破る二塁打を放つと、続く6番・G.G.佐藤が左翼線への痛烈な当たりの適時二塁打を放ち、3対1。貴重な1点を追加してイーグルスを突き放します。
最終回のマウンドには石井一の後を受けて小野寺が上がり、2死から四球の走者を出すものの最後はキッチリ三振に仕留めて試合終了。8回を投げて112球、被安打4、奪三振3、与四球3、失点1という内容の好投を見せた石井一が6月6日以来となる4勝目を挙げ、チームも6月13日以来となる連勝を飾りました。
これでイーグルスを抜いて単独3位に浮上したライオンズ。まだまだ借金は2、2位・ホークスとのゲーム差も7と開いていますが、明日も勝って今季2度目の同一カード3連勝を果たし、上位追撃への勢いを強めていきたいところです!
今日のヒーローは石井一投手です!!
-今シーズン4勝目おめでとうございます。
(石井一)ありがとうございます。
-7回まで毎回ランナーを背負うという展開でしたけれども投げていていかがでしたか?
(石井一)今日は、先頭打者を出さないという課題もできて良かったです。
-今シーズン初めて8回まで投げましたけれども投げていて感触はどうでしたか?
(石井一)大沼君の誕生日だった(大沼投手の誕生日は7月3日)ので勝てて良かったです。
-完投もという期待もファンからはあったと思いますが?
(石井一)後ろの投手を信じて自分の出来る事をやろうと頑張りました。
-これで順位が入れ替わり単独3位となりました。今後に向けて一言お願いします。
(石井一)3位とかじゃなくてもっと上にいけるように頑張ります。
渡辺監督コメント
一久は気持ちの入った投球をしてくれた。
ランナーを出しても持ち味を出してくれたね。リズムを作る上でもよかった。
8回を投げ終えて、まだいけるようだったけど、球数も結構投げていたので代えました。
先発が仕事をしっかりしてくれるとゲームができる。
中継ぎ陣が出た時は、無失点に抑えて、自信をつけてくれればいい。
小野寺は気合が入っていたし、ボール自体もよかった。
順位はまだまだ先。早く借金を返していきたい。
今回の連勝は大きいし、カードの勝ち越しも出来た。また明日勝てるようにがんばります。