

vs福岡ソフトバンク戦 第9回戦
昨日は帆足が好投を見せて見事今季初勝利を飾り、打線も11安打9得点と元気を取り戻したライオンズ。帆足に続き、今日は新人の野上が故郷・福岡でプロ初勝利を懸け、プロ入り初先発となるマウンドに上がりました。
その野上は初回からキレのある球をテンポ良く投げ込んでいき、2回まで一人の走者も許さない完璧な内容でホークス打線を封じていきます。
しかし3回、田上に高めに浮いた変化球を左翼席中段に運ばれ、プロ初被弾で1点を先制されます。さらに4回には2つの四球と安打などで1死満塁とされると、オーティズにレフトへ痛烈に運ばれる2点適時二塁打を浴びてしまい、0対3。野上はここでマウンドを降りて土肥に後を託しますが、その土肥も続く柴原に中前2点適時打を浴びてしまい、0対5とリードを広げられてしまいます。
先発の野上は3回1/3を投げて63球、被安打3、奪三振2、与四死球2、失点5というほろ苦い先発デビューとなってしまいました。次回登板での投球に期待したいところです。
何とか反撃を見せて試合をひっくり返したい打線は、ホークス先発・杉内の前に6回まで10個の三振を喫するなど、反撃の機会すら作り出せずに三振の山を築いてしまいます。
投手陣も6回に3番手・大沼がオーティズに特大の4号ソロを許すと、7回には4番手・星野が2死2塁から小久保に適時二塁打を浴びてしまい、勢いのついたホークス打線を止めることが出来ません。
8回にようやく9番・ボカチカが右翼席最前列へ9号ソロ本塁打を叩き込んで1点を返しますが、結局反撃はこの一発止まり。直後の攻撃で本多の内野ゴロの間に1点を失って1対8とされ、最終回は結局計12個の三振を喫した杉内の後を受けて登板した2番手・ファルケンボーグの前に3者凡退に封じられてしまい、そのまま試合終了。7点差を跳ね返すことができず、完敗を喫してしまいました。
今季得意のホークス戦でしたが、このカードは1勝2敗と負け越し。6位のマリーンズが勝利したため、再び最下位に0.5ゲーム差と迫られてしまいました。しかし、明後日からは関西に移動してバファローズとの3連戦を迎えます。バファローズは現在4連敗中と波に乗れてないだけに、次のカードこそ上昇気流に乗るきっかけとしていきたいところです!
渡辺監督コメント
野上は立ち上がりはよかったんだけどね、3回ぐらいから急に球が浮きはじめて、ホームラン・四球といろいろなランナーを出しちゃって自分で苦しんだ感じだね。もったいないかな。
相手のエース級の投手との投げあいでは、序盤の大量失点は致命的になるとわかってくれたと思うので、これを次に活かしてほしいね。
ここのところカードの負け越しが続いているからなんとか交流戦までに立て直していかないとね。
今日の打線は完璧に近いくらい抑えこまれちゃったかな。