

vs福岡ソフトバンク戦 第3回戦
昨日は4時間50分の熱戦の末、何とか引き分けに持ち込んだライオンズ。3カード連続の勝ち越しを果たして首位奪取の足固めを図るべく、今日の試合に臨みました。
初回、スタメン復帰を果たした1番・片岡が二塁打で出塁し、続く2番・佐藤が送りバントを決めて1死3塁とします。ここで3番・中島が左犠飛を放ち、理想的な攻撃で幸先良く1点を先制。さらに3回には、片岡が今度は左中間へ運ぶ今季第2号ソロを放って2対0とし、序盤からリードを広げます。
ライオンズ先発の西口は初回からテンポの良い投球でホークス打線を封じて上々の立ち上がりを見せますが、3回に突如リズムを乱してしまいます。安打と犠打で1死2塁とされると、9番・森本に適時打を浴びて2対1。さらにその後1死1,2塁とされ、2番・川崎に右翼席最前列に運ばれる3点本塁打を許してしまい、2対4。一挙4点を失い逆転を許しますが、この逆転をきっかけにライオンズの打線に一気に火がつきます。
直後の4回、4番・中村が左前安打で出塁し、続く5番・G.G.佐藤が右中間を破る2点適時二塁打を放って1点を返すと、6番・平尾に左翼席中段への2点本塁打が飛び出し、5対4とすぐさま試合をひっくり返します。
さらに5回、2つの四球で1死1,2塁の場面を作り、ここで中村が左翼席へリーグ単独トップに立つ5号3ランをライナーで叩き込み、8対4としてホークスを突き放します。
6回に不運な当たりの適時内野安打で1点を返されますが、7回に再び中村のバットが火を噴きます。死球と安打で無死1,2塁とすると、今度はキレイな放物線を描いて左翼席上段へ運ぶ6号3ランを放ち、11対5。その後8番・細川にも適時打が飛び出し、12対5とリードを大量7点に広げました。
その後は7回から登板した4番手・平野が9回までいずれも打者3人で締める完璧な内容でホークス打線をねじ伏せ、ゲームセット。今季チーム最多の4本塁打でホークスを圧倒し、昨日の鬱憤を晴らす猛攻で大勝しました。先発の西口は5回途中まで82球、被安打7、与四死球1、失点5という内容でしたが、今日も打線の援護に恵まれて今季2勝目。平野もプロ入り初セーブを記録しました。
引き分けを挟んだため3連勝こそならなかったものの、2勝1分できっちり3カード連続の勝ち越しを果たしたライオンズ。明日からは3位に浮上してきたファイターズとの3連戦。初戦は涌井とダルビッシュの注目のエース対決です。
今日のヒーローは2打席連続ホームランを放った中村選手です!
-ナイスバッティングでした
(中村)ありがとうございます。
-1本目のホームランは、5回表1点をリードしている場面でレフトスタンドに運びましたね?
(中村)あの場面は追い込まれていたのですけど、コンパクトに振ろうと思ってその結果ホームランになりました。
-2本目のホームランは走者2人を置いて、あれも完璧な当たりだったと思うんですが、いかがでしたか?
(中村)チャンスだったのでとりあえず思い切っていこうかなと思って良いスイングをする事だけを考えていきました。
-ホームランは狙っていましたか?
(中村)あの場面ではそんなに狙ってないですけど。
-これでホームランはリーグ1位の6本目となりました。
(中村)そうですね。まぁ良いペースで打てていると思うのでこれからも打ちたいです。
-ヒットもあわせて今日は猛打賞です。
(中村)あまり猛打賞は出来ないタイプなので出来てよかったです。
-これで明日チームは所沢に帰ります。明日以降の戦い方や意気込みを含めてファンにメッセージをお願いします。
(中村)九州で良い形の試合が出来たので所沢に帰ってもこういう形でしっかりとやっていきたいと思います。
渡辺監督コメント
今日は打つ方で援護できて良かった。
先発の西口が4点取られたけど何とか乗り切った。
片岡もチームの中心選手として出てくるといい仕事をするし、結果を出してくれる。
ピッチャーに勇気を与えるね。
今日はピンチに正津がしっかり結果を出してくれた。根性があるし、度胸が据わっている。
若い選手は見習うところがあるね。
平野も3イニング踏ん張ってくれてチームとしても良かった。
中村はここっていう時に打ってくれる。
4番として出だしはいいけれど、これからはマークもきつくなると思うしこれからだね。
まだまだ連戦で気が抜けないし、明日は移動ゲームなので今日はしっかり寝て明日に備えるよ。