

vsオリックス23回戦 西武ドーム
ライオンズ先発はキニー。初回先頭の坂口をストレートで空振り三振に仕留めると、簡単に3者凡退に打ち取る!
その裏、2番・栗山がセンター前安打で出塁すると中島が四球を選びランナー1,2塁。5番・中村がレフト前適時打を放ち先制する!
先制点をもらったキニーは4番・ローズから3者連続の空振り三振!!直球とスライダーが冴え渡った。
キニーは3回も3者凡退!!3回までパーフェクトピッチングを繰り広げる!
しかし、一回りした4回表、1番・坂口にサードへのセーフティバントを決められると、4番・ローズにライト前安打を浴び同点に追いつかれてしまう。
5回は、8番・大引、9番・小瀬に連打を浴び、坂口には一塁線へのセーフティバントを決められ1対2と逆転を許す。さらには3番・カブレラにセンター前適時打を浴び1対4と2点を追加された。
6回には代わった三井がつかまる。北川、大引に連打を浴びると、小瀬にライト前適時二塁打を浴び追加点。さらには、坂口のスクイズ、下山のレフト前適時二塁打でこの回3点を追加され1対7と差をつけられた。
その直後、2番・栗山が自身最多タイ、チーム8人目となる2桁10号本塁打を放つ。2桁本塁打がチーム8人は85年以来の球団タイ記録となった。
8回裏は、今日引退試合を迎えた高木浩が代打で登場。「早く打ってしまうのがもったいなかった」と1-1からの3球目を振りセカンドゴロという結果になった。
9回表は高木浩がずっと守ってきた西武ドームのセカンドへ。残念ながら打球は飛ばなかったが、「あのフィールドに立てただけで良かったです。」と話した。
ライオンズはホーム5連敗で今季2度目の6連敗。明日はホーム最終戦となるだけに、赤田は「明日は絶対勝ちます」と試合後に話した。
今季リーグ優勝へと支えてくれたファンのためにも明日は勝利で飾りたい。
高木浩之選手 引退セレモニー&西口投手からのメッセージ



高木浩選手引退の挨拶
「本日はこのような機会を与えていただき本当にありがとうございます。
私ごとですが、少しお時間をいただきたいと思います。
この世界に入って14年間、精一杯やってきました。悔いは残らないものだと言いますが、本当に悔いはありません。幸せ者です。
ここまでやってこれたのは色々な人に出会い、支えられたこそここまでやってこれたのだと思います。
これからも多くの人と出会い、感謝を忘れずに新しいスタートを切りたいと思います。
僕のような選手にこのような場を与えてくださった埼玉西武ライオンズ球団、監督、コーチ、選手、スタッフの皆さん、本当にありがとうございました。
14年間支えてくださったファンの皆さん、これからも埼玉西武ライオンズをよろしくお願いいたします。」
Lビジョンに流れた西口投手からのメッセージ
「抜ける、と思った打球を掠め取るのが実に上手い男だった。
決して恵まれた体躯ではないが、野球を愛する心は誰にも負けなかった。
ライオンズの二塁手らしい、いぶし銀が今シーズンでユニフォームを脱ぐ。
高木浩之
僕はその男を忘れない。
そしてその男の新たな門出にエールを送る。
西口 文也 」
渡辺監督 パ・リーグ優勝報告
ありがとうございます。
本当にこの一年、ファンの皆さんには若いチームに勇気をいただき、ありがとうございます。去年の秋からこのチームを預かり、何とか優勝しようと思って、戦ってまいりました。選手に力があって優勝することが出来ました。ありがとうございます。
開幕当初は接戦をなかなかものに出来ず、負けがこんでいましたが、一戦一戦、力をつけていき、そういうゲームでも勝てるようになり、選手が力をつけていきました。本当に若いチームなので、どうなることかと思いながらスタートしましたけど、一年を通じて選手たちが落ちることなく、厳しい時期はあったんですが、そういう中でも選手たちがしっかり仕事をしてくれたと思います。
(胴上げは)重いだろうなあと思いながら宙を舞っていました。
(監督重いよという声は?)みんな気を遣ってくれてます。
ちょっとこの頃、状態が芳しくありません。この間のホームでの3連戦も皆さんの前で決めきれず、今日も皆様の期待に応えられず、不甲斐ない試合をしてしまいましたが、まだレギュラーシーズンが残ってますので、クライマックスシリーズへ向けて、しっかりチームを建て直し、日本シリーズに出場して、今シーズンは最後まで真剣勝負をしたい、ファンの皆さんとともに戦いたいという気持ちなので、何とか頑張っていきたいと思います。
絶対にクライマックスシリーズを勝ち抜いて、日本シリーズに出て、皆さんと喜びを分かちあいたいです。ありがとうございました。