

vs日本ハム19回戦 札幌ドーム
ライオンズ先発は岸。初回工藤にライト前安打を浴び、田中賢は遊ゴロに仕留めるもダブルプレーにできず、続く小谷野に内角高めの変化球をレフトスタンドに運ばれてしまう。岸は6/7以来の初回失点を許してしまった。
しかし、2回表後藤が03年以来となる2桁第10号ソロアーチをレフトスタンドに叩き込み、すぐさま1対2と1点差とする。
しかし4回裏、岸は糸井に2打席連続となるライト前二塁打を浴びると、稲田が送りランナー3塁。鶴岡が意表をつくスクイズを決め、1対3とされてしまう。
「今日はこの何試合かの中でも調子が悪い」と潮崎投手コーチが話したように、岸はコントロールが定まらず高めに浮いた球を狙われた。
5回表、後藤の2打席目。「完璧でした!」と振り抜いた打球はセンターバックスクリーン左へ!自身最多タイの第11号で再び1点差とした。
5回裏は工藤にレフト左への二塁打、さらに田中賢のセカンドゴロ間に3塁まで進めてしまう。しかし、初回本塁打を浴びた小谷野をセンターフライに打ち取り追加点は許さなかった。6回裏はこの試合はじめての三者凡退に仕留め、チームは一気に逆転ムードになった。
しかし7回裏、一度はマウンドに上がった岸が投球練習中に急遽マウンドを降りる。右股関節痛のための降板となった。岸は6回を投げ、被安打6、4奪三振、3失点という内容だった。
7回裏は三井が急遽登板。しかし、代打・稲葉を見逃し三振に仕留めるなど三者凡退に打ち取る!昨日1軍登録となった三井が、今季ようやくスタンドを安心させる投球を見せた。
すると8回、先頭の中村が勝利の継投策で代わったばかりの武田久のスライダーを捕らえレフトスタンド中段に運ぶ!リーグトップの第32号ソロ本塁打でライオンズはついに追いついた。
8回裏はこのところ大事な場面を任されることも増えた小野寺が小谷野に安打を許すもキレのあるフォークとストレートで無失点で抑える。
すると、9回表我慢を続けたきたライオンズについ好機が訪れた。まずは2番に座った佐藤がセンター越え二塁打で出塁すると、ボカチカは死球でランナー1,2塁。
江藤はサードゴロとなり打ち取られたかに思えたが、ボカチカが2塁にスライディング。2塁カバーの田中賢の交錯し、1塁送球が逸れる間に3塁まで進んでいた佐藤が一気に生還し、逆転!!相手のミスを一瞬の隙で誘い、ゲッツー崩れの間に勝ち越しを決めた!
9回裏は守護神グラマンが先頭の糸井にレフト前安打を浴びるも後続を3人で抑えゲームセット!!
昨日は悔しい敗戦しただけに粘りの投打が1歩勝ったライオンズに勝利が舞い込んだ。
小野寺が5勝目、グラマンが23セーブ目をあげた。
ライオンズは連敗を2で止め優勝マジックは25に。明日からは本拠地に戻っての楽天3連戦。
五輪戦士たちも戻り、優勝街道まっしぐらといきたい!!
今日2本のホームランを打ちました後藤選手です!!
今日2本のホームランを打ちました後藤選手です。
-1試合2本のホームラン、感触はいかがでしたか?
(後藤)1本目は入るか分からなくて全力で走ったんですけど、2本目は完璧でした。
-これで2003年以来2桁のホームランになりました。
(後藤)1年目(2003年)に10本打っているので、それを通過点として記録を伸ばしていきたいと思います。
-ただ今日のファイターズ戦、なかなか簡単には勝たせてもらえませんでしたね。
(後藤)昨日も嫌な負け方をして、今日絶対勝とうと意気込んでいたので、その通りになって今日は本当に価値のあるゲームになったと思います。
-昨日から始まった8連戦、抱負をお願いいたします。
(後藤)優勝目指して最後まで諦めず全力で頑張りますので、応援よろしくお願いします。
渡辺監督コメント
岸も点を取られた後に、野手がすぐ取り返してくれたから5回、6回と粘ったピッチングができたかな。
後藤の2発が効いたかな。
三井もだんだん自分のピッチングができてきているようだし、小野寺も自分のいいボールが投げれるようになったかな。
久しぶりに7、8、9回とうまく継投できたかな。