試合情報

53年ぶりに行われた大宮の公式戦でライオンズはスタンドのファンに最高の快勝を見せた。

先発･帆足は「ブルペンから切れが良かった」と、テンポの良い投球を見せる。初回里崎に先制のアーチを浴びるも、「すぐに追いついてくれたから切り替えることができた。」と2回以降は立ち直る。3回にはランナー･1,3塁のピンチも得意のゴロに打ち取り追加点は許さない。

打たせて取るスタイルが基本の帆足だが、6回には4番･サブロー、5番ズレータを連続三振に取るなど、ストレートと変化球を織り交ぜて、的を絞らせなかった。

86球と完投も任されることができたが、岡本真、グラマンと勝利の継投策で今日の試合は締めくくった。交流戦明けから戦っていくための継投策となった。

打線は初回、先頭の片岡がセンター前ヒットで出塁すると、栗山の送りバントを成瀬がフィルダースチョイス。暴投の間に3塁まで進んだ片岡が、ブラゼルの犠牲フライで同点に追いつく。

3回には、栗山が今季地方球場で4本目となる第5号ソロアーチで勝ち越す。「左投手でも使ってくれたから期待に応えたかった」と手ごたえ十分の一発。

5回にはブラゼルがリーグトップタイとなる第18号2ラン!
大きな弧を描いたアーチは、隣接するサッカー場まで飛び込む、大宮の歴史に名を刻む一発となった。

大宮での試合とあって、代打で出場した石井義と平尾には大歓声が沸いた。平尾はファンの歓声に「正直泣きそうになった」という。石井義もレフト前にヒットを放った。

「またやりたい」選手たちも嬉しそうに振り返った大宮開催となった。

-大宮のファンの皆さま、ヒーローインタビューです。
まずは帆足投手です。埼玉西武ライオンズとしてこの大宮で勝ちました。
まずその勝利の感想を聞かしてください。

（帆足）大宮は初めてだったので勝てて良かったです。

-初回にいきなりホームランを打たれて少しヒヤッとしたんですが、そのあとは粘りのピッチングでしたね？

（帆足）（味方が）すぐに点数を取って追い付いてくれたんで、そこから開き直って投げる事ができました。

-今シーズンは前橋で投げて勝って、そこからチームが勢いに乗りました。
今回も大宮で勝って、これでまたチームが乗っていきそうですね?

（帆足）ノリノリでいきます（笑）

-ノリノリで大宮の皆さんに一言お願いします

（帆足）大宮で勝ったぞ!!

-帆足投手でした。続いて特大の場外ホームランを打ったブラゼル選手です。

（ブラゼル）非常に楽しいゲームができて嬉しかったよ。

-（特大ホームランは）隣のサッカー場まで飛んでいったそうです。ホームランでゴールですね?

（ブラゼル）サッカーチームが今は練習してないみたいだけれど、サッカーチームが練習するときはその（ホームラン）ボールを使って練習してください（笑）

-ブラゼル選手のホームランをみんなが待っていました。久しぶりのホームラン、手応えは十分だったでしょう?

（ブラゼル）今まで大きなホームランを見せられなかったけどここまで我慢してくれてありがとう。これからも一生懸命努力していくからチームへの応援をよろしく頼むよ。

-これで連敗ストップとなりました。ガンガン打って連勝しましょう!

（ブラゼル）今日の試合をいい準備運動として、これから連勝街道を突き進めるよう頑張っていくよ。

-最後に大宮の皆さんに一言お願いします。

（ブラゼル）大宮の皆さん本当にありがとう。これからもいい試合を見せていくので続けて応援してください。

今日はたくさんのお客様が入ってくれましたね。53年ぶりに行われたというここでいいスタートが切れた。

心の奥底には6連敗という気持ちもあったけど、成瀬に6連敗しているということで闘志が沸いていた。成瀬を序盤から攻略できて流れが良かった。

帆足は完投ペースだったけど、岡本真の状態も良かったし、ちょうどベニーが出てきたのを気に代えました。

後藤は今日みたいな結果を期待していた。ファームで当たっていたのは知っていたし、打つだけなら4番を打たせてもいい感じだね。

栗のホームランは盗塁死の後だったから迷ったんだけど、勢いをつけられたね。栗は地方に強いことは知っていたしね。

ブラゼルのホームランも相手の心を砕くホームランでした。

明日から西鉄のユニフォーム。選手もみんなワクワクしています。