試合情報

まさかの涌井炎上だった。

初回球速は130そこそことストレートの走らない涌井は、2番宮本にレフト前へのヒットを浴びると、4番畠山に外角低めのカーブを掬い上げるようにしてセンター前に運ばれ、先制を許す。
続く5番武内のセンターへの当たりをボカチカが2回お手玉。その間に1塁から畠山が生還し、スワローズは追加点。
さらには6番田中のライト前ヒットで3点目。飯原、川本も連打で続き、初回5連打を含む6安打で4失点。
涌井らしくない厳しいスタートとなった。

2回にも宮本、青木と連打を許し、追加点のピンチを迎え、5番武内へのフォークがワンバウンドに。振り逃げを試みた武内に慌てて、キャッチャー･細川が1塁送球をするが、悪送球となりピンチを広げてしまう。
しかし、6番の田中をセカンドゴロに打ち取り、何とか無失点で凌ぐ。

3,4回を3者凡退に抑え立ち直りを見せたかに思えた涌井だったが、5回には4番畠山にレフトフェンス直撃の2ベースを浴びると、武内が送りバントを決め畠山は3塁へ。
フルカウントから飯原への6球目フォークがワンバウンドになり、キャッチャー･細川が後逸する間に畠山は生還。痛い追加点を許す。

集中力に欠いた涌井は、さらに8番川本にアウトサイドへの甘いストレートをレフトスタンドに叩きこまれ、自己最多タイとなる7失点。

5回被安打10、06年8/21楽天戦以来2年振りとなる自身ワーストタイ7失点で5敗目を喫した。また、地方球場では昨年6/11から3連敗となった。

スワローズ館山の前に打線も沈黙した。2回ブラゼルが2試合連続の第15号ソロアーチを放つも、得点はその一発のみ。それ以降は単発の3安打、計4安打に抑えられた。

ライオンズとは逆に、館山は自身初の5連勝。地方球場3連勝となった。

明日はひたちなかに移動しての対スワローズ4回戦。
今日は、攻守ともにナイスプレーをスワローズに持っていかれたが、明日はそのお返しを見せ、交流戦の対戦成績を再び五分としたい。

涌井はリズムに乗れなかったね。2点目が痛かった。打たれたのは甘い球、後は配球の面。簡単に先制点を与える面がある。

ボカチカのミスは何とも言い難い。ブラゼルのホームランは完璧だった。

G.G.佐藤と帆足は代表候補に選ばれて当然だったと思う。
本人たちのためになるし、あのような舞台を経験できるのはいいこと。