

vs中日2回戦 西武ドーム
今季8度目の2桁、10得点を挙げ連敗を2でストップした。3年越しの対中日戦の連敗も8でストップ。
帆足は、初回ウッズにフォアボール、和田にはサード内野安打を許し、いきなりピンチを迎える。
しかし、中村紀をストレートで空振り三振に仕留め無失点で切り抜ける。
無失点で切り抜けたことにより波に乗った帆足は、2回から5回までランナーを出しながらも打たせてとる投球で中日打線に隙を与えない。
6回、レフト前ヒットで出塁した中村紀が英智のタイムリーで1点返されるも、6回を投げ被安打5、1失点の好投。「慎重になりすぎた」と球数が多くなり6回での降板となるも、開幕から負けなしの6連勝をあげた。
ライオンズ打線は久しぶりに爆発。
3回まで中日先発・中田を打ちあぐねていたライオンズは、4回裏攻撃前、大久保コーチのもと円陣を組む。
栗山、中島がフォアボールで出塁すると打撃不振に悩むブラゼルがライト前にヒットを放ち満塁のチャンスを作る。
G.G.佐藤はライトフライに倒れるも、6番中村がレフト前タイムリーヒットで先制!
さらには、細川が「1,2の3で振りました」というレフトスタンド中段への3ランホームランを放ち、突き放しにかかる。
5回には2番手川井から栗山がフォアボール、中島が左中間への2ベースを放つと、ブラゼルのタイムリーで追加点。
さらには、細川のこの日5打点目となる2点タイムリーなどでこの回5得点をあげる。
6回以降は中日の後続にノーヒットに抑えられるも、10得点をあげていたライオンズは楽々勝利。
帆足は、02年の松坂以来となる開幕6連勝。防御率はダルビッシュにわずか0.035およばず2位のままだが、チームではもちろん群を抜いてトップの成績となった。
今日のヒーローはバッテリーの二人、帆足投手と細川選手です。


-まずは帆足投手です。負無しの6勝目。素晴らしいですね!
(帆足)ありがとうございます。
-今日のピッチングを振り返ってみていかがですか?
(帆足)毎回、ランナーを出して大変だったんですが、キヨシ(細川選手)がうまくリードしてくれて助かりました。
-今日は和田さんとの対戦を楽しみにしてましたね。対戦してみてどうでした?
(帆足)やっぱり怖かったですよ。でも、それ以上にうちの打線が頼もしいので2、3点は覚悟してました。
-隣にいる細川さんに一言ありますか?
(帆足)いや、こんな活躍をされると言うことはないです。素晴らしいです!!
-続きまして今日5打点の細川選手です。まずはホームランの場面ですが、真っ直ぐを狙ってました?
(細川)そうですね。もう真っ直ぐしかないと思って、1、2、3で振りました。
-その後のタイムリーも良い所で打ちましたね。
(細川)5点で終わらず、もっと点を取ってピッチャーを助けてやりたいと思って打ちました。
-中日とは引き分けを挟んで8連敗だったんですが、これで連敗ストップ。ここから良い流れで行きたいですね。
(細川)そうですね。交流戦5割になったことですし、ここからまた勝ち続けて頑張っていきたいと思います。
-帆足さんに一言ありますか?
(細川)次も頑張ってください。
-それではファンの皆さんに一言ずつお願いします。帆足さんからどうぞ。
(帆足)今日もたくさんのお客さん。ありがとうございます。明後日は6時集合なんで、遅れず来て下さい。よろしくお願いします。
-細川さんお願いします。
(細川)次の横浜戦ですが、投打の噛み合った試合を皆さんにお見せするように頑張ります。また応援お願いします。
渡辺監督コメント
久しぶりに打線も繋がりましたし、帆足もランナーを出しながらもしっかり粘りのピッチングをしていたので、良い試合が出来たと思います。
帆足は序盤からランナーをスコアリングポジションに置きながら、苦しい場面で何とか凌いでいたので精神的にも疲れただろうし、連敗中で落とせないゲームだったので、本人的にもしんどかったと思います。
球数も多かったですし、点差も離れていたし、投げさせたいピッチャーもいたので、あの回で交代させました。
相手の中田投手は良いピッチャーなので、何点取れるかなと思っていたんですけど、チャンスに選ぶべき人が選んで、打つべき人が打って、2点取った後の細川の3ランが効きましたね。
バッターのとってHがつく事は精神的にも楽になりますし、結果的にヒットが出たのでブラゼルには明後日から期待したいと思います。
交流戦に入ってからは、何となく湿った感じの試合展開になってましたけど、ここにきてうちらしい野球も出来たので、明後日からはうちの本来の姿を取り戻せるのではないかと、そんな感じがしてます。