

vs広島1回戦 福山
雨が降ったり止んだりという悪天候の中行われた福山での対広島戦。
先発・石井一は初回を3者凡退に打ち取るも、2回以降はコントロールを乱し苦しんだ。
2回、4番栗原にフォアボールを与えると、6番廣瀬のセンター前タイムリーヒットで先制を許す。
3回には、小窪と赤松にヒットを浴び、東出にフォアボールを与え満塁のピンチに。
しかし、4番栗原をセカンドゴロに打ち取り、難を逃れた。
5回には、代打の天谷にレフト前ヒットを浴びると、2番東出にもセンター前ヒットを許し、3番アレックスにはデッドボール。
またも満塁のピンチを背負うもダブルプレーに仕留め、またも無失点で切り抜ける。
雨に滑りやすくなかったのか低目を狙ったボールがワンバウンドになるなど、石井一自身も「フォアボールの無法地帯にしてしまいました」とコントロールに苦しみながら、あと1本が出ない広島打線にも助けられ、5回1失点のビジター初勝利、今季6勝目をあげた。
ライオンズ打線は3回表、細川がセンター前ヒットで出塁すると、石井一は送りバントを決めランナーを得点圏に送る。片岡はセカンドゴロに倒れるも細川は3塁に進み、栗山がレフト前にタイムリーを放ち同点に追いつく。
5回には、レフト前ヒットで出塁したボカチカが、細川のレフト線への当たりで果敢にホームを攻め勝ち越し。
さらに6回、ランナーを2人置いたところで中村が甘く入ったスライダーを見逃さず振り抜いた打球はレフトスタンドに飛び込む、第10号3ランホームラン!
中村は交流戦でその名を広めた05年以来の2桁ホームランに到達した。
初回と7回以外は毎回得点圏のランナーを背負う展開も、逆転連勝で波に乗る広島打線にあと1本を許さず、9回には3度目の満塁のピンチをダブルプレーに切り抜け接戦を制した。
今日のヒーローは中村選手です。
-今日のヒーローは中村選手です。ナイスホームランでした。
(中村)ありがとうございます。
-打った手応えはいかがでしたか?
(中村)ちょっと擦ったのでどうかなと思ったのですが、球場が小さくて良かったです。
-それにしても、試合を決定付ける大きな一発でしたね。
(中村)最近打ってなかったので、いい所で打てて良かったです。
-久々の一発、やはり気分は良いですか?
(中村)気分は良いですね。
-連敗して迎えたこの試合なんとか勝ちたかったと思うのですが、大きな一発になりましたね。
(中村)本当にいい所で打てたので、嬉しいですね。
-2連戦の大事な初戦、これも貴重な一発でしたよね。
(中村)2連戦の頭を取ることが大事だと思うので、良かったと思います。
-明日以降も続きますが、明日以降に向けて意気込みをお聞かせ下さい。
(中村)チームが一丸となって、個人的にはしっかり打てるようにしていきたいと思います。
-明日以降も期待してます。
(中村)ありがとうございます。
渡辺監督コメント
今日は1日しびれていたね。ミスも多かったし。
一久(石井一)がよくしのいで投げてくれた。何とか勝ちが転がり込んできた感じだね。
相手ピッチャーの大島君は、そんなに長い回を投げると思っていなかったからね。
サンペイ(中村)があそこで良く打ってくれた。一久の交代は、5回にすごく集中して投げていたので代えました。球数のこともあったしね。
グラマンは本人も大丈夫だと言っていたのでいきました。