試合情報

涌井の完投で交流戦初勝利を飾った。

涌井は初回セ･リーグ首位打者の田中をライト前ヒットで出すと、4番畠山にライトへのタイムリーを許し先制点を奪われる。

5回にも福地、田中に連続安打を浴びると、3番ユウイチに犠牲フライを決められ2点目。
「肝心なところで決められたのが反省点です。」と涌井は試合を振り返った。

ライオンズ打線は3回、ボカチカがフォアボールで出塁すると、片岡がレフト線への二塁打で2,3塁。栗山が犠牲フライを決め1点。さらには、制球の乱れる村中を攻め立て2四球で満塁とすると、G.G.佐藤へのデッドボールで押し出し。

さらには4回打線は息吹を吹き込まれたかのように打線が爆発し、細川のセンターオーバーの2塁打でチャンスを作ると、片岡、栗山、中島の3連打で3得点をあげ、スワローズを突き放しにかかる。

7回には、G.G.佐藤がダメ押しとなる、第12号2ランを放ち、勝利を確実にした。

G.G.佐藤の2ランに点差をもらった涌井は、完投を決意。プロ初勝利をあげたスワローズから完投勝利をあげた。

明日からは、昨年のセ･リーグ王者ジャイアンツとの2連戦。この勢いで大型打線からもお株を奪う勝利をあげたい。

-昨日の交流戦初戦を落として、今日2戦目。どんな気持ちで試合に臨みました？

(栗山)早く1勝が欲しいなと。だからなんとか打線が打って、涌井を楽に投げさせるように。それだけでした。

-それで犠牲フライが出ましたね。あれはどんな気持ちで打席に立ったんですか？

(栗山)ボカチカと片岡さんが良いチャンスメイクをしてくれたので、最近ボカチカと片岡さんがよくチャンスメイクをしてくれるので、僕が打つだけだったので。

-その次の打席のタイムリー。あれも効果的でしたよね？

(栗山)これもランナーの片岡さんということもあって、真っ直ぐに絞っていきました。

-これで交流戦、勝利を挙げました。これで乗っていけそうですね？

(栗山)これでしっかり打線の方もヒットを打って、この勢いで連勝していきたいです。

-明日からはジャイアンツとの2連戦です。ファンの皆さんに抱負をお願いします。

(栗山)ジャイアンツだからとかいう意識はなく、公式戦の一つのゲームとして、何とか連勝できるようにチーム一丸となって頑張って行きたいと思います。

涌井の状態自体は悪くなかったので、それ程心配はしてなかったです。村中君は昨年ファームでよく知っている投手なので、ボールの力自体は去年より球速も増していたし、生きの良いボールを投げてましたね。

村中君のペースに乗せる前に、ウチがどんどん打って点が取れたので、そこら辺が良かったと思います。

涌井は結構打たれてましたけど、ピッチャーの感覚で言ったら打ち取った当たりが結構あったので、今日は本人も完投すると言っていたので最後まで行かせました。

涌井も昨日負けていただけに、多少はプレッシャーが掛かっていたと思うんですけど、しっかり投げてゲームを作って、いい流れを引き寄せてくれたなと思います。

大方の予想よりだいぶいいペースで来ていますし、選手がしっかりやってくれているお陰なので、なんとか交流戦の間この調子を維持していきたいと思います。

ジャイアンツの打線は強力ですし、極端に調子のいいバッターもいますので、そこら辺はしっかり準備して、明日からのジャイアンツ戦に臨みたいと思います。