試合情報

西口が今季6度目の先発で、今季初勝利をあげた。

2桁11安打、10得点という大量援護にも助けられて今季最長の7回を被安打4、3失点に抑える快投。
「自分のピッチングをすること」だけを考えて、粘りの投球を続けた。
まだ本来の踊るようなピッチングフォームとまではいかないが、今日の西口はマウンド上で小さくも鼓舞していた。

先制は許すも、3回細川がセンターオーバーの2塁打で得点圏のチャンスを作ると、片岡のショート内野安打の間に生還ですぐに同点に追いつく。さらに、栗山、中島の2者連続2塁打などで2点を追加する。

4回にはライオンズ戦でプロ初本塁打を打った長谷川がプロ2本目の2ランを打って同点に追いつかれるも、その直後の5回中村が骨折も気にさせない第9号ソロ本塁打で勝ち越し。
7回には細川が第7号の本塁打で5点目をあげると、片岡のセンターヒットを長谷川が後逸し、その間にフォアボールで出塁していたボカチカが生還。
さらには代打平尾が今季初タイムリーや中島のタイムリーなどでこの回5点をあげ、9－3と一気にホークスを突き放す。

8回には、ボカチカの2試合連続第10号アーチで2桁得点10点目。

今季4度目の4試合連続2桁安打、2試合連続の2桁得点の快勝で今カードを勝ち越し、これで6カード連続カード勝ち越しを決めた。

貯金は14。首位を快走する西武列車は止まらない。

明日は岸が地元仙台で今季5勝目をかけてマウンドにあがる。

今シーズンの初勝利をあげました、西口文也投手です!!

－率直に今の胸の内、いかがですか?

(西口)本当に嬉しいですね。

－ここまで5回の登板で白星がつかずに臨んだ今日だったのですが、どんなことに気をつけて投げたのでしょうか?

(西口)何も考えずに、自分のピッチングをしようと。それだけですね。

－先に1点は失う形だったのですが、投げていて手ごたえはいかがだったのでしょう?

(西口)勝っていない分、どうしても力が入り気味で投げていたんですけど、野手が大量得点を獲ってくれてからは何とか自分のピッチングスタイルで投げることができました。

－前回の登板が雨で流れて、(登板が)開いた間はどのように過ごしていたのですか?

(西口)ずっと不甲斐ないピッチングをして勝っていなかったので、なんとかね、自分のピッチングをしてね、勝ちたいってその思いだけやっていました。

－快調にトップを走るチームに、ようやく西口さんの力も加われたのかな?と

(西口)まだ本来の自分のピッチングというのはできていないのでね、力が入り気味で投げているんですけど、今日は野手が僕を勝たそう!ってゲーム前から言ってくれていたので、何とかその期待には応えられたかな、と思います。

－ピッチャー側から見ると今年の野手の援護ってどうですか?

(西口)本当に頼もしい限りでね、点を少々取られてもね、打ち返してくれるのでありがたいですね。

－これでプロ14年目のシーズン、1勝目をあげて勝ち星を積み重ねることになります。今シーズン抱負を聞かせてください。

(西口)初心に帰ってがむしゃらに勝ちだけを考えて投げていきたいです。

6回2アウトから中村のホームランで勢いがついた。

西口には振り絞っていけと伝えた。西口が先発ということで、チーム全員も勝ちをつけようと勢いがあったね。

まだ、先は長いので貯金のことはあまり考えていない。

平尾のタイムリーで貴重な追加点を挙げられた。

楽天戦も勝ち越せるように頑張るだけです。