試合情報

ボールが先行し、0-3とする場面も4度あったが我慢強い投球で岸は今季2度目の完封勝利をあげた。
前回の対ロッテ戦も清水直との投げ合い。相手投手が完投勝利をおさめる中、自身は8失点で5回途中降板。そこから本来の投球を取り戻せず苦しんだ。

今日もカウントを不利にする場面は何度もあったが、腕をしっかり振ることで切り抜け、粘り強いピッチングを続けた。
岸の丁寧な投球にマリーンズ打線はわずか2安打。前対戦のリベンジを果たす1ヶ月ぶりの勝利となった。


打線は3回まで清水直の好投に苦戦を強いられる。
しかし、4回石井義が昨日の勢いそのままに右中間への2ベースヒットを放つと、5番G.G.佐藤は甘く入ったストレートを見逃さずレフトスタンド中段に運ぶ第7号2ラン!ライオンズが先制をする。

7回には崩れてきた清水直からG.G．佐藤がレフト線への痛烈な2塁打でチャンスを作ると、6番中村。
ライトオーバーの3ベースで追加点をあげる。
さらに8回には片岡がライト前に痛烈なヒットを決めると3試合ヒットのなかった栗山がライト頭上を越えるタイムリー2ベースで4点目、さらには石井義がセンター横へのタイムリーを放ち5点目。集中打で打ち崩した。

勢いに乗るライオンズは明日マリーンズルーキー唐川と対戦。
オープン戦から注目ルーキーをとことん打ち崩しているライオンズ打線はきっと明日も唐川にプロの洗礼を浴びせるだろう。

-おめでとうございます。

(岸)ありがとうございます。

-今シーズン2度目の完封。しかも2安打です!!振り返ってみてください。

(岸)先週までのピッチングが自分でも納得いかなくて、今日こそはという思いで初回から飛ばしていきました。

-まず2ランホームランがありまして、そのあと小刻みに追加点がありました。だいぶ楽になったんじゃないですか？

(岸)相手には先に点を取られたくなかったので、その点では良かったです。

-今日のご自身の投球の中で一番良かった点を教えてください。

(岸)腕が振れていたというのが。1、2回は微妙だったんですけど、3回からは意識して腕を振るようにしていたので、それが良い結果につながったと思います。

-4月9日の、西武ドームでのマリーンズ戦で、打ち込まれたシーンがありましたが、リベンジなったんじゃないですか？

(岸)その時のピッチャーも清水直さんだったので、今日は本当に勝ちたくて、その気持ちだけで精一杯投げました。

-これで3勝目を挙げまして、気持ちも換えて、また次の登板入れそうですね。

(岸)そうですね。このチームの勢いに乗って今日は良いピッチングが出来たと思うので、このまま来週もこのようなピッチングが出来ればなと思います。

-次の登板も期待してます。頑張ってください。

(岸)はい、ありがとうございます。

岸は自信を取り戻しつつあるかな。今日はすべての球が良かった。
ボールが続いてもそこから粘れたね。気持ちが出ていたよ。ここから勝ち出すような感じがするね。

G.G.のホームランが効果的だった。

選手が楽しそうに野球をしている。これが本来の野球の姿かな。