

vsオリックス1回戦 西武ドーム
初の開幕投手を務めた涌井は、8回を投げ2失点、被安打3、4奪三振で先発の役割をしっかりと果たした。ピンチを背負った場面でも、変化球で打たせて取るなど涌井らしい冷静な投球を見せた。
8回自らのエラーが結果的に失点につながってしまったことが悔やまれる。
昨年までのチームメイト、カブレラは2三振、ノーヒットに押さえ込み、涌井に軍配があがった。
ライオンズ打線は、G.G.佐藤が2年連続の開幕戦アーチ。「野球よ、ありがとう。」と今年もG.G.佐藤らしいコメントが飛び出した。
「開幕だから、という意識はしないけれども第1打席から攻撃していけたらいいな。」と話していた3番・中島は初回からうまく打球を運びサード内野安打を放つ。8回にもレフト前ヒットを決め、今年も頼りになるバッターとなりそうだ。
土、日は2連勝し、開幕カードを勝ち越したい。
渡辺監督コメント
流れ的に、その前の回(7回裏)にああいう形でチャンスを潰しているから山場は来るんじゃないかなって予想はしていたんだけど案の定、来てしまった。
涌井は本来の出来ではなかったけど開幕投手という重責の中で8回2失点に抑えたということは評価しても良いんじゃないかな。
(2回裏の無死一塁の場面は)ある意味まだ序盤戦だし、あそこでヒットが繋がればビックイニングになっているから(手堅く送るのは)まだそのときではないかな。
(7回の送りバント失敗は)やった瞬間は絶対セーフだと思ったからね。
(ボカチカが)ボールを見過ぎていたのもあるけど、あまりにも金子投手のバント処理がうまかった。
あんだけ早くボールに追いついて、捕ってからも早く投げるとは思っていなかったんじゃないかな。
金子投手はいいピッチャーだって分かっていたから、そう点は取れないかなって思っていたし対策はもちろん練っていたんだけど、それが今日はなかなかうまくいかなかったね。
G.G.は前の打席でやられたボールを見事に打ったわけですけど、点をとられたすぐ後に打ってくれてチームにも勇気を与えてくれる一打だったんだけど、その後、打線がなかなかうまくつながっていかなかった。
いいピッチャー同士が投げているわけだからミスをした方がやられるのは典型的な試合だよね。
公式戦初采配はこれまでとあまり変わらないです。