8月14日(水)の福岡ソフトバンクホークス戦に、本屋大賞2024受賞作『成瀬は天下を取りにいく』(新潮社)の作家である宮島未奈さんをお招きし、試合前のセレモニアルピッチを務めていただくことが決定いたしました。なお、宮島さんがプロ野球のイベントに出演するのは初めてです。
「わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」と主人公・成瀬あかりが親友に宣言する場面から始まるこの小説は、閉店を1ヵ月後に控える地元滋賀県の西武百貨店に、ライオンズのユニフォームを身にまとった成瀬が毎日通い、テレビ局の中継に映ろうとするエピソードから始まります。また、書籍のカバーイラストも、ライオンズのユニフォーム姿の成瀬を描いており、ライオンズの描写があることでも話題になった一冊です。
コラボレーションイベントの当日には、作家の宮島さんにセレモニアルピッチを務めていただきます。さらに、本イベントのためだけに特別に制作されたオリジナルデザインステッカーを、当日の観戦チケットをお持ちの方全員に配布いたします。1日だけのコラボレーションイベントへのご来場をお待ちしております。
1983年静岡県富士市生まれ。滋賀県大津市在住。京都大学文学部卒。2021年「ありがとう西武大津店」で第20回「女による女のためのR-18文学賞」大賞、読者賞、友近賞をトリプル受賞。2023年同作を含む『成瀬は天下を取りにいく』でデビュー。第11回「静岡書店大賞」小説部門大賞、第39回「坪田譲治文学賞」、第21回「本屋大賞」など15冠を獲得し話題となる。続編『成瀬は信じた道をいく』とあわせてシリーズ累計80万部を突破。