試合情報

前半戦最後のカードの初戦。3回に先制すると、その後メヒアの一発と中村の適時打で加点。先発・岸がリードを守り、終盤は継投陣の力投で逃げ切りました。

【自身にもチームにとっても大きな岸の勝利】
初回の無死2塁のピンチをしのいだ岸は、続く2回は緩急で相手打者を翻弄し、難なく3者凡退に。序盤は土肥投手コーチが「投球リズムが良く、またバッターに対して主導権をにぎって投げている」と評した投球を見せます。

ストライク先行の投球で早めに追い込み、自分のリズムで投げていく岸。0対3で迎えた6回は2死からの連打でピンチをつくるものの、続くウィーラーを打ち取り反撃を許しません。7回に1点を返されましたが、続く2死2塁のピンチをしのぎました。

7回を投げ与えた四球はわずか1つの1失点という内容で、自身4月5日以来の3勝目。そしてチームにとっては6月19日以来となる先発の勝利。自身だけでなく、チームにとっても価値のある白星となりました。

【野田と大石が新たな勝利の方程式へ猛アピール】
3対1とリードして迎えた8回。先発・岸に代わりマウンドに上がったのは、6月28日の一軍デビューから好投が続くルーキー・野田でした。野田は先頭打者に安打を許すも、続く左打者・藤田を打ち取ります。
その野田からバトンを受けたのは、こちらも好投が続いていた大石。代打・牧田を併殺に打ち取り、完璧に仕事を果たしました。新たな勝利の方程式へ食い込むべく、素晴らしい活躍となっています。

明日はポーリーノが初めて西武プリンスドームのマウンドへ上がります。来日初勝利を挙げ、本拠地に集まったファンの歓声に応えていきたいところです！

-先発して3勝目、4月5日以来の勝利。岸投手です！
今日は7回を投げて1失点という内容でしたが、ご自身で振り返っていかがでしたか？

(岸)あの回に秋山がすごいプレーをしてくれたんでゼロで抑えたかったんですけど、（点を）取られちゃったのがちょっと反省かなと思います。

-あそこは追い込んで枡田選手に打たれたシーンでした。

(岸)はい。球数が多くて、あと1、2回は投げたいなとは思ってましたけど、ちょっといけませんでした。

-故障などもあったんですが、今日の勝利が4月5日以来。およそ3ヵ月ぶりとなります。実感としてはいかがですか？

(岸)この3試合チームが勝てなかったので、なんとかチームが勝ててよかったと思います。

-ライオンズも先発ピッチャーに勝ちがつくのが6月19日以来ということで、久しぶりになりましたね。

(岸)そうですか？よかったです。

-今日はある程度納得のいく、次につながるような投球になったでしょうか？

(岸)はい。さっきも言いましたけどもう少し球数を抑えて、もう少し長いイニングを投げたいなと思います。

-次の登板が後半戦になると思います。後半戦の抱負を聞かせてください。

(岸)ひとつでも多く勝って、皆さんに楽しんでいただけたらなと思います。


-続きまして、2試合連続のホームランを放ちましたメヒア選手です！
今日もいいところで一発が出ましたね。

(メヒア)とても嬉しいです。岸投手もとてもいいピッチングをしていましたし、自分自身も常にチームの勝利に貢献できるようなヒットが打てればと思っているので、こういうホームランが打ててよかったと思います。

-まだ前半戦は2試合あるのですが、今日の27本目のホームランで去年の数字に並びました。打点も含めて今シーズン、ここまでの数字をどんな風に思っていますか？

(メヒア)今年はとてもいい調子できてますし、毎日努力している結果だと思っています。あとまだ2ヵ月あるので、ここまでの数字には納得できているのですけれど、これからまだまだがんばっていこうと思います。

-オールスターにも選出されていますが、楽しみではないですか？

(メヒア)日本では初めてのオールスターということでとても楽しみですし、興奮しています。パ・リーグのほかのチームからも選手たちが来ると思うので、そういう選手たちとも楽しくやりたいと思っていますし、できれば試合でも結果を残して、後半戦につなげていけたらと思います。

-前半戦は残り2試合ということになりました。まずは英語でのメッセージからいただきましょう。

(メヒア)いつも応援ありがとうございます。これからもがんばるので、球場に足を運んでぼくたちを応援してほしいと思います。

-ではメヒア選手、最後に日本語で締めくくってください。

(メヒア)チョットニホンゴシャベルネ。ガンバリマスネ！

(エース岸が登板しての試合展開について）
うちのペースではできたんですけど、再三のチャンスでなかなか点に結び付けられなくてね。結局3点で逃げ切ったという形ですけれど、岸がエースらしいピッチングをして抑えてくれたのが、今日の勝因でしょうね。

(岸の投球について)
コントロール、変化球と真っすぐとのコンビネーションでかわしていくピッチングは、相変わらず岸のピッチングだし、それをいかんなく今日も発揮してくれましたね。

(8回以降も続投という考えはなかったか？)
なかったですね。あそこで1失点して、代えどきかなということで代えました。

(1番・栗山、2番・秋山という打順だった。1番・栗山という最大の意図はどこにあるか？)
出塁率の高さということで1番に起用して、2番・秋山を入れてね。少し秋山の状態が良くないものだからね。そこで初回に上手いこと秋山にエンドランをかけて、秋山がヒットを打ってくれたので、少し気分が楽になったのではないかと思いますね。

(秋山選手は3安打猛打賞。守備でもスーパープレーがあった)
今日の外野守備は本当に大きかったですね。それに1本ヒットが出たので、初めにヒットが出ると2打席目、3打席目と期待できる打席、ヒットが続くことがあるのでね。今日は本当に秋山は良いバッティングをしてくれました。

(2点リードの8回に登板した野田、大石について)
最近野田と大石の評価が上がってきているのでね。それなりの結果も残しているので、そこは野田と大石に任せました。

なんとか3連戦の頭を取ったので、最低でも勝ち越し、上手くいって3つ取るつもりでいきます。