

vs千葉ロッテ 第19回戦
10連戦の2戦目は、先発・レイノルズが2回に集中打を浴びて4点を失うなど、試合の主導権を握れずに1対6の敗戦。痛い連敗となりましたが、本塁打王争いを続ける4番・中村のバットから快音が響きました。
4点を追いかける4回、1死から打席に入ると、フルカウントから相手先発・涌井が投じた外角寄り高めに入る変化球をジャストミート。軽々と上空高く舞い上がった飛球は、長い時間をかけてバックスクリーンに着弾します。本塁打王争いの単独トップに立つ、第29号のソロ本塁打で1点を返しました。
9月最初の一発を放った中村は、2011年以来となる30号到達まであと1本となりました。しかし、これは通過点に過ぎません。10連戦の間に、さらに多くのアーチを描いてもらいましょう。
レイノルズが降板した後を任された2番手・武隈が、好投を見せました。6回、3連打で1点を失い、1死1,2塁となった場面でマウンドに上がった武隈でしたが、加藤を左飛に打ち取ると、続く角中は外角低めに逃げていく変化球で空振り三振。投球術を駆使して相手打線の勢いを食い止めます。
3番手・豊田は7回、8回を担当。球威ある直球と鋭く曲がる変化球を武器に、2回を19球、被安打0、奪三振1、無四球、無失点の投球内容で、相手打線を完全に制圧しました。7回は森、8回は岡田と受ける捕手が途中で交代した影響は全く感じさせない、安定感抜群の投球でした。
長く続く連戦では、救援投手陣の奮起が必要です。試合を立て直す役割や、味方の逆転や勝ち越しを信じて投げ続ける役割が、より多くの勝利につながるはずです。
カード負け越しが決まってしまいましたが、明日は良い形で白星を取り返したいところです。福岡に遠征して臨むホークスとの対決に向けて、弾みをつけましょう!
田辺監督代行コメント
(相手の涌井投手が)良かったのかな。
うちの打線が淡泊なところが目立ったし、クリーンナップ以外もあれだけ大振りしていたらとらえられないよね。
粘りも感じられなかった。
レイノルズは4点取られたイニングも含めてコースが甘い。
打たせて取るタイプのピッチャーなのに下位打線にもあれだけ良い当たりをされるのはそういうこと。
ストライクをほしがってボール球を見せたりすることができなかった。
押すなり引くなりするピッチングを見せてほしかった。
(スタメンキャッチャーの森について)
レイノルズのようなタイプのピッチャーはコースを散らしていかないとね。