vs千葉ロッテ 第13回戦
「埼玉vs.千葉ライバルシリーズ2014」の埼玉でのカード第2戦。相手先発はCHIBAユニフォームを身にまとい西武ドームに登場した涌井となり、両チームのスタンドは序盤から大きな盛り上がりを見せました。試合は4回に3点を先制されるも、徐々に涌井を攻めていき中盤に逆転。5対3で勝利し、昨夜の雪辱を果たしました。逆転勝ちをもたらした打者陣の活躍を振り返りましょう。
3点を先制された直後の4回。相手先発・涌井の球を捉えながらもなかなか得点につなげられずにいた打線は、2死2塁の好機をつくります。ここで8番・炭谷の打球が三遊間を抜けると、2塁走者・斉藤が迷わず3塁ベースを蹴りホームを狙います。左翼手からの送球がわずかに早く本塁へ届きましたが、斉藤がタッチをかわすようにマウンド側へ滑り込み、見事生還。自慢の足で涌井攻略のきっかけをつくり、続く5回の中村の16号ソロ本塁打へとつなげました。
攻撃の勢いは止まりません。2対3で迎えた6回には、1死1,2塁の好機で9番・金子侑が涌井に対峙。制球に苦しむ相手がストライクを取りにきたところを逃さずに捉え、痛烈なライナーが右中間を真っ二つに切り裂きます。2人の走者がかえる逆転の適時三塁打について「チームメートが最高の場面を作ってくれた」と振り返った金子侑。この後1番・秋山にも技ありの適時打が飛び出し、チーム一丸の姿勢が逆転勝利を呼び込みました。
また、この日は5月1日以来の登板となるレイノルズが先発。6回を失点3、自責点1と粘り、来日初白星を手にしています。明日の両先発は岸と成瀬。ライバルシリーズにふさわしいエース対決になります。再び勝利し、埼玉でのカード勝ち越しを決めましょう!
今日のヒーローは、炭谷選手とレイノルズ投手です!
-まずはお一人目、炭谷選手です! ナイスバッティングでした!
(炭谷)ありがとうございました!
-まずは4回、チーム最初のタイムリー。しかも涌井投手からのタイムリーとなりました。
(炭谷)先に3点取られて、前回は大宮で3三振していたので「絶対打ちたい」という気持ちで打ちました。
-その手応えはいかがでしたか?
(炭谷)抜けた瞬間ヒットかと思ったんですけど、斉藤がよく走ってくれました。
-リード面でもレイノルズ投手の来日初勝利を呼び込みました。心掛けたことはどんなことですか?
(炭谷)3点取られてしまったんですけど、何とか6回に逆転できてよかったです。
-キャッチャーとしての喜びも大きいのではないですか?
(炭谷)ずっとレイノルズが勝てずにいたので、何とか今日は勝たせてあげたいと思っていました。
-ライバルシリーズ、この勢いを乗せて、明日に向けて一言お願いします。
(炭谷)明日には関係ないのですが、稀哲さん(森本)がパパになったので、勝ってよかったです! ありがとうございました!
-おめでとうございます。チームメート思いの一発でした!
(炭谷)ありがとうございました!
-そして来日初勝利となりました、レイノルズ投手です! ナイスピッチングでした!
(レイノルズ)ストレートとツーシームがうまく働いてくれて、ゴロを多く取る自分のピッチングができたと思います。
-5月1日以来の久しぶりの登板でしたが、緊張などはありませんでしたか?
(レイノルズ)緊張とかは一切せずに試合に臨むことができました。思い切って試合に臨んだことが、いい結果につながってよかったと思います。
-味方の素晴らしい守りもありましたよね。
(レイノルズ)3点は取られてしまいましたが、その後野手の皆さんが頑張って逆転してくれたので、感謝しています。野手の皆さんの素晴らしい守備にも感謝しています。
-改めて来日初勝利とこのお立ち台、いかがですか?
(レイノルズ)とても楽しんでいます。これからもっともっとこの場に上がれるように頑張りたいと思います。
-それでは、応援してくれたファンの皆さんに、日本語でメッセージをお願いします!
(レイノルズ)カエッテキタゼ!!
ヒーローインタビュー動画
田辺監督代行コメント
(序盤に3点を先制された)
点の取られ方が悪かった。
先頭をミスで出してガタガタっといってしまった。
それでも、よく3点でレイノルズが抑えてくれた。
(レイノルズについて)
レイノルズは開幕当初のピッチングを見ていたし、それなりに抑えていたという試合もあった。
開幕は打線の援護が無かったが、今はそこそこ抑えてくれれば打線の得点能力が高いので行けるんじゃないかと思っていた。
内容は上出来です。今後も期待しています。
(涌井に序盤苦しんだ)
あと一歩という所まで追い込んだんですけどね。
でも、いつか捉えてくれると思っていた。
ビッグイニングではなかったけど、今日はジワジワと行ってくれたね。
(6回の攻撃について)
よくつないで、チャンスを広げてくれた。
今の金子侑は守備のミスをバッティングで帳消しにする力がついてきている。
そこは評価している。
(明日の試合について)
ウチはエースが投げるのでなんとか取りに行って勝ち越しを目指します。