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2014.05.02 FRI
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vs千葉ロッテ 第6回戦

夜のQVCマリンに、歓喜の声が響き渡りました。先発・岸がマリーンズ打線に全く付け入る隙を与えない見事な投球で、ノーヒットノーランを達成。チームでは1996年の渡辺久信氏以来となる大記録達成となりました。岸は最後のイニングを守ったナインと抱き合い、ベンチのチームメートや快挙の瞬間を心待ちにしたファンたちと喜びを分かち合いました。その軌跡を振り返りましょう。

岸は2010年から7連勝中のマリーンズに対し、この日も立ち上がりから相性の良さを見せました。初回は2死から井口に四球を与えるものの、ストライクとボールを丁寧に出し入れし無失点に。すると2回、渡辺が相手先発・成瀬に対し2死満塁の好機で2点適時打を放ち、岸に先制点をプレゼントします。

打線の援護を受けた岸は、勢いに乗って2回を3人で片付けると、3回はわずか6球で3者凡退に。清川投手コーチも「言うことがない。点を取ってもらった後もしっかり抑えるところが岸らしい」と絶賛するほどの好投を演じます。

打線は3回以降追加点を奪えませんが、今日の岸には2点のリードで十分でした。直球は140キロ前後ながら厳しいコースを突いて差し込ませると、緩い変化球も低めに決まります。6回は代打・荻野貴の鋭い飛球を中堅手・熊代がランニングキャッチ。バックも岸をもり立て、初回に四球を与えて以降は1人の走者も出さない投球が続きます。

ノーヒットノーランへのカウントダウンが始まる終盤も、球の切れが全く衰えない岸。これまで以上にギアを上げていき、7回も緩急ともに厳しいコースへ集めて3人斬り。ここまでわずか89球と良いペースを保ち、堂々たる勇姿をマウンド上で見せます。そして2対0のまま迎えた9回。岸はここで力を振り絞り「全力」投球を演じます。この回直球は140キロ台中盤をマーク。代打・根元、岡田を抑えると、最後の打者は6回に鋭い打球を飛ばされている荻野貴。しかし、最後はこの日冴え渡っていたチェンジアップで打ち損じさせ、一邪飛に。9回を投げて117球、被安打0、奪三振8、与四球1、無失点。獅子のエースが新しい境地へ到達しました。

苦境にあるチームに光をもたらす、見事な投球を演じた岸。明日の先発は、昨季惜しくもノーヒットノーランを逃した菊池となります。エースの快投を刺激にし、明日もマリーンズ打線を封じていきましょう!

今日のヒーローは、今シーズン初のノーヒットノーラン! 岸投手です!

-おめでとうございます!

(岸)ありがとうございます!

-自身初のノーヒットノーラン、そしてライオンズでは96年の渡辺久信さん以来のノーヒットノーランです。今どのような気持ちですか?

(岸)まさか、まさかです。

-今日のピッチング振り返ってみていかがですか? ストレートで押しているように見えましたが?

(岸)真っすぐが良くて、変化球はいまいちだったんですけど、銀仁朗(炭谷)が上手く良いところを引き出したリードをしてくれたと思います。

-今日はどの時点でご自身の状態が良いと感じたのでしょうか?

(岸)最初から調子は良いなと思っていました。

-ノーヒットノーランはいつ意識しましたか? 9回の表にはベンチで上本選手、中村選手と話をしていましたがどんな話をしていたのですか?

(岸)いや、なにも。ただ笑っていただけです(笑)

-リラックスしたムードをチームメートが作ってくれたのでしょうか?

(岸)そうですね。7回くらいからざわざわしてきたんですが、その辺から意識しました。

-そして、チームにとっては大事なカード初戦を取ることができました。

(岸)はい。それが一番大きいです。

-岸投手の今シーズンの目標をお願いします。

(岸)とりあえず1つでも多くチームを勝たせることです。

-最後に一生懸命応援してくれたライオンズファンにメッセージをお願いします。

(岸)今日もありがとうございました!

ヒーローインタビュー動画



伊原監督コメント

すばらしかったね。見事としか言いようがない。

(ベンチで意識していたのか?)
選手達は誰もふれていなかった。
ナベ(渡辺SD)がやった時もベンチにいて今回もベンチで見れたよ。
これぞ『エース』というピッチングだった。

試合ダイジェスト



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