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2013.10.08 TUE
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vs千葉ロッテ 第24回戦

シーズン最終戦にして、クライマックスシリーズファーストステージのホーム開催をかけた大一番は、平日にもかかわらず大勢のファンでスタンドが埋め尽くされました。白く染まった左翼席と、黒く染まった右翼席。まさに「白黒つける」マリーンズとの直接対決は、序盤から勢いそのままに相手を圧倒し、10対2でライオンズに軍配が上がりました。好リリーフを見せた高橋がプロ初勝利。8連勝でシーズンを締めて2位とし、クライマックスシリーズのホーム開催を勝ち取っています。

シーズン終盤に高まった勢いは最後まで止まりませんでした。今日猛打を見せた打線で、その先陣を切った浅村の活躍を振り返りましょう。

試合開始と同時に西武ドームを包み込む緊迫した空気。今季急成長を見せている浅村のバットがその異様な雰囲気を切り裂きます。1回裏に2死2塁として打席に入ると、6月以来の登板となる相手先発・成瀬の低めの球をすくい上げます。鋭いライナーは左翼へ一直線に伸びていき、そのままスタンドイン。27号2点本塁打で先制点をたたき出しました。「なんとかできて良かった」と、先制の好機を生かしたことに安堵を見せます。

浅村の活躍はこれにとどまりません。4対2で迎えた4回裏は相手投手が西野に代わっていましたが、打線が手を緩めることなく攻め立て片岡と栗山の連続適時打で加点します。なおも2死2塁として浅村が打席へ。内角の直球に詰まりながらも左前に運ぶ適時打とし、3者連続適時打を演出しました。3安打3打点の活躍で4番の責務を果たしています。

この日は、浅村を含めた1番から5番までの先発メンバーが打点を記録。役者のそろった骨太打線が、クライマックスシリーズでも爆発を見せてくれるはずです。

今季は終盤までベストメンバーとならない中、他の選手たちが必死の活躍を見せました。シーズン途中から4番に定着した浅村は、全試合に出場。無類の勝負強さを発揮し、終盤まで不在だった中村や坂田、それに片岡の穴を見事に埋めました。今日の試合を終えて今季打点110と、リーグ打点王の座をほぼ手中に収めています。さらに、こちらもリーグトップとなる二塁打数は38と、ライオンズの右打者記録を更新。ライオンズの新時代を象徴する存在として、著しい成長を見せています。

投手では、岸が先発の柱としてその役割を果たしました。シーズン序盤こそ自分の投球を発揮できず苦しみましたが、徐々に本来の力を取り戻して2年連続となる2桁勝利をマーク。また、終盤には中継ぎでフル回転した野上も自己最多となる11勝を挙げました。ルーキーの増田、高橋も1年目から1軍で修羅場を経験し、もはやチームになくてはならない存在になりつつあります。

西武ドームでの開催を勝ち取ったクライマックスシリーズファーストステージ。ホームで今日以上の大声援を受け、選手たちは大きな夢「日本一」へ立ち向かいます!

今日のヒーローは、炭谷選手と浅村選手です!

-まずは3安打、炭谷選手です! シーズン最終戦を、3本のヒットで締めくくりました。

(炭谷)よかったです!

-勝った方が2位というこの最終戦。独特な雰囲気があったのではないですか?

(炭谷)ここ最近ずっと僅差で勝ってきたので、負ける気はしませんでした!

-チームは8連勝でフィニッシュです!

(炭谷)ありがとうございます!

-この8連勝中、負けなかった10日間、肉体的にも精神的にもきつかったところがあると思うのですが。

(炭谷)ファンの皆さんの声援のおかげだと思っています!

-大声援の中、見事2位を決めました!

(炭谷)ありがとうございます!

-週末12日から、クライマックスシリーズファーストステージがここ西武ドームでスタートします。ファンの皆様に熱いメッセージをお願いします。

(炭谷)絶対勝つんで、今日以上の声援をお願いします!


-もう一人、3安打の選手をお迎えしましょう。浅村選手です! 大事な試合の中、先制のチャンスでバッターボックスが巡ってきました。先制のホームランから振り返ってください。

(浅村)是が非でもこのチャンスをものにしたいと思って打席に入ったので、打ててよかったです。

-インコース膝元のかなり難しい球に見えましたが。

(浅村)自然に体が反応しました。

-それが27号のホームラン。そしてその後は、片岡選手と栗山選手のタイムリーの後に打席がまわり、タイムリーが出ました。

(浅村)あれは栗山さんと片岡さんが楽に打たせてくれたので。よかったです。

-シーズン最終戦に3打点をマークして、これで今シーズンの打点が110です!

(浅村)はい。ありがとうございます!

-どうですか? この110という数字は。

(浅村)自分の力だけではないと思うので。前の打者がチャンスをつくってくれて、そういう立場でやらせてもらっているので、自分の力だけじゃないなと思います。

-次はクライマックスシリーズファーストステージが待っています。12日からの戦い、ライオンズファンにメッセージをお願いします。

(浅村)今日よりもっと熱い声援をよろしくお願いします!

ホーム最終戦終了後 栗山選手コメント

ファンの皆様。1年間、熱い応援を本当にありがとうございました。

苦しい時もありましたが、ファンの皆さんの声援のおかげで、選手たちは前を向いて頑張ることができました。

日本一を目指して、CSを突破できるように頑張ります。一つになって、頑張りましょう! よろしくお願いします!

渡辺監督コメント

今年一年、そして今日も最後の最後まで熱いご声援をいただき、本当にありがとうございます。

勝負の世界には勝者がいて敗者がいます。優勝を目標に掲げ、やってきましたが、ファンの皆様の期待に応えられず本当に申し訳なく思っております。どうもすみませんでした。

ただ、我々も当然敗者のままで終わるつもりはありません。この厳しいCSを賭けた争いの中、皆さんのおかげで2位を確保することができました。

ファンの方々、そして選手、この終盤の戦いは勝利に対しての執念を見せてくれました。
私は常々今年、まだまだ発展途上でまだまだひ弱なチームと言ってきました。ただ、この終盤の戦いを見ていると、本当に本当に、ぶっとくぶっとく、骨太のチームになってきたと思います。

12日からファーストステージ、そしてファイナルステージがあります。
必ずここを勝ち抜いて、ファンの皆様共々、日本一を目指して頑張りましょう!
ありがとうございました!

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